腰痛と腹痛が同時に発症する原因と対策

ソファで悩む男

腰痛と言えば腰に何らかの障害があると考えるのが一般的ですし、腹痛も単体では胃腸の調子が悪い程度に考えるのが普通ですね。でも、これらが同時に発症した場合には、一体皆さんはどのように考えるでしょうか?おそらくほとんどの人は自分の体に何が起きているのか不安になってしまうのではないでしょうか?

今回は、腰痛と腹痛が同時に発症した時に一体何が体に起きているのかその原因と、その原因が痛みとなって発症する具体的な病名について学んでいきたいと思います。

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腰痛と腹痛の原因

まずは、それぞれの痛みを症状とする原因について見ていきましょう。

腰痛の場合

指さしドクター

腰痛の原因として主に考えられるのは関節や骨にみられる異常や障害ですが、そのほかの原因に関連痛というものがあります。この関連痛というのは、脳に至る神経経路を同じくしている全く別の器官が相互に痛みを感じる場合があるものを言います。

わかりやすく説明すると、例えば腎臓に何らかの障害や病気を患っていた場合に、腎臓から脳へと達する神経と同じ経路に腰があります。実際に痛みを発しているのは腎臓ですが、その信号の位置を脳が勘違いして受けてしまうために腰が痛いと感じて染むことがあります。これが関連痛の正体です。

腰に発症する関連痛には実は様々なものがあり、いろんな病気にかかっている患者さんが実際に腰痛の症状を訴えることも多くあります。また、腰痛が気になって検査に行った結果、思わぬ内臓疾患が見つかりそれが腰痛の原因だったという事も最近ではそれほど珍しいことではなくなってきています。

腹痛の場合

腹痛の場合は、そのまま臓器の障害に直結する場合が殆どです。腹痛の中でもその痛みの感じ方で、どの臓器にどのような症状が発症しているのかある程度見当がつくぐらいです。

例えば、胃がキリキリ痛む時には胃潰瘍や十二指腸潰瘍の疑いがあるといった具合に、具体的にどの臓器が痛いという事もわかりやすいですし、実に具体的な痛みの表現をすることができます。

これは、先ほどの腰痛にみられる関連痛と違って直接内臓の痛みを脳が受け取って正確に判断で来ているという事です。

これらのことから、痛みの感じ方や痛みを感じる部分、つまり腹痛なのか腰痛なのかによってある程度どこがどう悪いのかを区別できるという事になります。では、同時に痛む時というのはどのような場合なのでしょうか?

同時に痛みを感じる場合

同時に痛みを感じるという事は、腹痛を感じる位置にあり、且つ腰との関連痛の関わりを持つ臓器に何らか障害があるのだという事が言えます。この条件を満たしていると同時に腰痛と腹痛を発症します。

稀な事ですが、それぞれの痛みを感じる臓器に病状があった場合には、もちろん同時に痛みを感じますから、それも原因として一つの可能性があるという事は覚えておくといいでしょう。

可能性が考えられる病気とは

では、具体的に腰痛と腹痛が同時に発症する可能性がある病気について紹介していきたいと思います。

潰瘍・胃炎

潰瘍のなかで腰痛と併発する腹痛をもつ潰瘍が起こる場所には胃と十二指腸の潰瘍があります。潰瘍の特徴として、ともにみぞおちの辺りに痛みを感じる場合が殆どです。

また、潰瘍でなくとも胃炎を患っている場合には同じ場所に痛みを感じます。腰の痛みは個人差がありますので痛みの強さは人によって異なりますが、みぞおちの辺りが痛む場合にはこれらの病気が疑われます。

心筋梗塞

心筋梗塞の代表的な病状は胸の痛みですが、腹痛と腰痛を併発するケースも珍しくありません。人によっては腰の方が強く痛む場合もあるため心臓に疾患があると気づきにくいケースもまれにあります。

心臓の神経経路と腰の神経経路が同じ神経幹を通っていることで腰痛の症状が起こると言われています。一方で腹痛は胸の痛みを感じる際の関連痛だと考えられています。そのため、心筋梗塞では腰痛と腹痛を感じる場合があるという事です。

虫垂炎

いわゆる盲腸ですが、盲腸の位置は小腸から上昇結腸へと進んでいく途中にありますので臓器としては下の方にあるという事がわかります。腹痛はおへその周辺から右下腹部に感じますし、同時に腰痛を感じることも多いです。

胆嚢周辺の疾患

胆嚢に何らかの障害があると、腰痛と共に右わき腹が痛むと言われています。具体的な病気として胆石や胆嚢の炎症、胆管の炎症、さらには肝臓の障害が挙げられます。また、肝臓障害がある場合には関連痛で右肩にも痛みを感じる場合があります。

肝臓は沈黙の臓器と言われています。そのため、痛みを発しているという事は病状がかなり進行している可能性がありますから、そのような場合には早急に病院に行って診察してもうらったほうが良いでしょう。

泌尿器・大腸以下の腸臓器

これらの臓器は下腹部にあります。そのため、腹痛を感じる場所もほぼ下腹部に現れます。下腹部にある臓器の中でも特に泌尿器系の臓器は腰との神経回路のつながりがとても強く、腰への関連痛が非常に出やすい臓器とも言われています。

具体的な病気には、泌尿器の炎症や腫瘍、また腸でも同じく炎症や腫瘍のほか膀胱結石や膀胱炎などが挙げられます。女性の場合には生殖器である子宮や卵巣・卵管などにも障害がある可能性がありますから、早急に診察を受けることが勧められます。

腎臓・直腸

腸の中でも直腸に病気がある場合、もしくは腎臓に病気を患っている場合には左の下腹部に腹痛を感じます。腎臓に疾患がある場合には腹痛を左程感じなくても腰痛が強く出ている場合や、腹痛というよりはお腹に違和感があるという程度の場合もあると言われています。

数ある内臓疾患の中でも腰痛が関連痛だという事に気づきにくいのもこれらの疾患だという事が言われていますので、たかが腰痛などと思わず早めにその原因を探るべく診察を受けたほうが良いでしょう。

まとめ:腰痛と腹痛が同時に出たらとにかく早めの診察を

ここまでの説明で、腰痛と腹痛が同時に発症している場合には内臓疾患が原因であるという事が良くお分かりいただけたと思います。

内臓疾患は目に見えないところで病状が進行していきますから、なかなか気づきにくいという側面があります。放っておくと重大な疾患に発展してしまいかねないのが内臓疾患の怖さという事が言えますので、もし腰痛と腹痛を同時に発症していたら早急に診察を受けるように心がけておきましょう。

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