大人の夜驚症について

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叫ぶ

大人の睡眠障害というと、一般的によく知られているのが「レム睡眠行動障害」でしょうか。睡眠時、夢にみた出来事に反応して、大声で叫ぶ、周りを歩き回る、周囲の人をたたく、体に強烈な力が入るなどの症状が現れるこの行動障害はテレビなどでも紹介され、一躍有名になりました。

しかし、大人の睡眠障害はレム睡眠行動障害だけではありません。子供の疾患だと思われている夜驚症で行動障害を起こす大人もいるのです。

そこで、本記事では大人の夜驚症などの睡眠障害についてご紹介していきます。大人に多いとされるレム睡眠行動障害との違いも合わせてご覧ください。

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睡眠時随伴症の種類

頭痛

夜驚症やレム睡眠行動障害は睡眠時随伴症と呼ばれ、睡眠覚醒障害の1つです。通常寝ぼけて何かをするときには後から思い出せるものですが、この障害は本人の気づかないような無意識の状態でおこり、多くの場合本人に自覚はありません。

睡眠時随伴症は大きく分けて4つありますが、分かりやすいようにそれらを睡眠の状態ごとに分けてみました。

  • レム睡眠(浅い眠り)時発症:悪夢・レム睡眠行動障害
  • ノンレム睡眠(深い眠り)時発症:夢遊症・夜驚症

大人の睡眠障害:①レム睡眠時におこる悪夢

人は睡眠で深い眠りのノンレム睡眠と半覚醒状態のレム睡眠を繰り返していますが、この中のレム睡眠時に発症するのが悪夢やレム睡眠行動障害です。大人も子供も同じように悪夢を見ることがあります。悪夢をみる原因ははっきりとはわかっていませんが、睡眠に入る前の環境が影響しているとも言われています。

悪夢については「夜寝るのが怖い!悪夢の3つの原因と対処法」で、詳しくご紹介していますのでこちらをご覧ください。

大人の睡眠障害:②レム睡眠中に起こるレム睡眠行動障害

夢の多くはレム睡眠中に見られますが、通常は体の力は抜けており、意図的に動かすのは不可能です。しかしレム睡眠行動障害になると、体に力が入り、夢と同じように振る舞ってしまいます。

腕を振り回したり殴ったりしても本人には自覚はありません。ただ、翌日目が覚めると発作中に見た夢を覚えている場合があります。大人の行動障害で最も多く、特に高齢者の発症例が多数みられます。パーキンソン病やアルツハイマー病の初期症状としても有名です。

レム睡眠行動障害については「あなたは大丈夫?!レム睡眠行動障害の症状と原因と治療方法」をご覧ください。

大人の睡眠障害:③ノンレム睡眠中におこる夢遊病

レム睡眠行動障害と異なり、深い眠りで起こるのが夜驚症と夢遊症です。夢遊病はほぼ無意識の状態で動き回る症状であり、小児期から思春期にかけて最もなりやすいと言われています。この症状が発症している時の脳は、覚醒時のものとよく似た特徴があります。

夢遊病に関しては「大人にも多い夢遊病の症状」を参考に読んで見てください。

大人の睡眠障害:④ノンレム睡眠中に起こる夜驚症

夜驚症は、睡眠中に突然恐怖で叫ぶ、起き上がる、腕を振り回すといった行動が見られる発作です。ノンレム睡眠に入るとされる、寝入り始めて2~3時間後に起こりやすく、突然目を見開き、起き上がります。大声を出したり泣き叫ぶこともあり、鼓動や呼吸が激しくなります。つらそうに見えるからと話しかけても会話は成立しません。

夜驚症が起こりやすいのは、3~6歳の小児です。歳を重ねると脳の仕組みが整ってくるので次第に夜驚症は出にくくなります。そのため子供の夜驚症には、あまり心配をしなくてもよいでしょう。ただし、てんかんとの違いは確認しておく必要があります。(てんかんと夜驚症の違いは「耳をつんざくような恐怖の金切り声!それっててんかん?夜驚症?」をご覧ください。

ただし、精神的なストレスが関係して、大人にも夜驚症が出ることがあります。大人の場合は精神的なストレスが関係しているのではないかと言われています。PTSDや不安発作といった精神障害を抱えている人に起こりやすく、数自体はあまり多くはないようです。

夜驚症とレム睡眠行動障害の違いは、「レム睡眠とノンレム睡眠時どちらで起こるか」が大きいでしょう。レム睡眠行動障害では自分が見た夢を覚えているケースが多いのにも関わらず、夜驚症は全く覚えておらず、ただ恐怖の感情だけが思い起こされます。

夜驚症の治療法

まだ笑い話にできるようなレベルであればいいのですが、時には家族や本人が対処に困るような酷いケースも出てきます。このような場合にはどのような治療法があるのでしょうか。

現在病院で行っている夜驚症の治療は2つあります。

  • 心理療法
  • 薬物療法

夜驚症の原因は特定されていませんが、心理療法や薬物療法が有益とされています。薬物療法では、クロナゼパム(ベンゾジアゼピン系薬剤)、イミプラミン(三環系抗うつ薬)などの薬を使うことがあります。

家庭でできる夜驚症対策
科学的証明はされていませんが、大人の夜驚症にはこのような対処方法もあるようです。

  • 寝る前に神経を落ち着かせる:リラックスして眠りにつきやすくする
  • マグネシウムを摂取する:マグネシウム不足がストレスを増加する
  • アレルギー食品の除去:子供のころ大丈夫でも大人になってアレルギーを起こすことも
  • ストレスの発散:ストレスを溜めないようにする
睡眠障害の対応と治療ガイドライン
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まとめ:大人にも夜驚症はある

ここまでで、大人の睡眠障害とそれぞれについてご紹介してきました。大人の睡眠障害はレム睡眠行動障害だけだと思いがちですが、夜驚症や夢遊症といったものもあります。

もし、自分の睡眠中の行動が気になるようなら、一度睡眠中の行動を録画してみてはどうでしょう。今では録画や録音も簡単にできる機器も多く出ています。スマホのアプリにも睡眠時に録音できるものもありますので、いろいろ見てみるといいのではないでしょうか。

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