うつ伏せ寝健康法についての検証

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寝る

うつ伏せ寝が健康に良いという話を聞かれたことがあると思います。しかし良いことばかりではないのではないか、という不安を抱いている方もいらっしゃるのではないでしょうか。もともと介護や看護の現場から始まったこの方法は、仰向け寝の際生じる床ずれ対策がきっかけでした。本記事では、うつ伏せ寝健康法に対する賛成派、反対派両方の意見を紹介するとともに、実践する際の注意点について整理してみます。

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うつ伏せ寝健康法・賛成派、推進派の主張

考える

人類は脊椎動物なので、もともとうつ伏せ寝の姿勢が自然な形だと考えられます。その理由としては、人間の内臓の構造が四つ足の脊椎動物と同様だからということが挙げられます。人間も他の脊椎動物と同様に、背骨の反対側に臓器が内蔵されており、うつ伏せ寝で眠るのが、実は一番自然な形だと言えるのです。

人類があお向けに寝るようになった為に出現した腰痛、イビキ、睡眠時無呼吸症候群、酸素不足による脳の血管障害、心臓の血管障害、不眠などは、うつ伏せ寝を導入することにより改善可能です。また、疲労回復、便秘・胃もたれの解消にも効果があります。

乳幼児、介護を必要とする人、また骨粗しょう症の恐れがある人は実践する際、注意が必要ですが、次のような点を守ってうつ伏せ寝を実践すれば、その効果が実感できます。

  1. 圧迫感を感じる部分の体重が分散するような低反発のサポートクッション、ファイスクッション、あるいはフェザーのサポートクッション等を使うようにします。顔が埋もれてしまわないようにするため、肩や胸の下にクッションを置くことがポイントです。
  2. うつ伏せ寝が不安だという人は、半うつ伏せ寝から除々に始めるといいでしょう。全く駄目だという人は、横向き寝から始めてもよいのです。横向き寝の場合では、おへそ部分がやや下向きになるようにして、両ひざを軽くまげるような体勢で寝れば効果的です。
    肩や胸が下向きになることによって圧迫感が気になるようでしたら向きを変えるようにしてください。
  3. ベッドを使う方法もあります。上半身だけを高さの低いベッドに乗せます。その際には、体が必要以上に折れ曲がらないように、クッションを使用して適度な角度を保つようにしてください。両肘はマット面に乗せるのがポイントです。
  4. 机を使ったうつ伏せ寝の場合には、机の上にクッションを置いて、顔を横向きに乗せます。昼寝にピッタリで、疲労回復の効果が上がります。

以上のような内容が賛成派、推進派が主張している効能や実践法になります。一方、反対派、懐疑派は次のように主張しています。

うつ伏せ寝健康法・反対派、懐疑派の主張

うつ伏せ寝が人間に適さないと考える理由

動物は四本の脚を伸ばした状態で寝ているわけではなく、丸まったり脚を曲げて寝ています。人間のうつ伏せ寝のように身体を伸ばしているわけではありません。人間の頭蓋骨は、後頭部が最も分厚く出来ています。頭自体は4kgくらいあるので、仰向けに寝た場合でも耐えられるだけの厚みと言えます。うつ伏せ寝の場合、顔を下にしたままでは寝ることができませんから横に向く形になります。
そのすると、側頭部よりやや前方の部分が下に来ることになります。頬骨や上顎骨や下顎骨がその部分です。下顎骨はやや厚いのですが、顔面の骨は薄い骨によって複雑に形成されています。ですので、次のようなリスクがあります。

  1. 顔面部分の骨は頭の重みに耐えられる構造ではありませんから、負担がかかるのは危険です。
  2. 固定されていない下顎骨が捻られる形となり、負担がかかります。実際に、歯列が悪くなったり、顎関節症の原因となっている事例も見られます。
  3. 首が不自然な形に捻られるので、頚椎に負担がかかります。
  4. 胸郭が下になってしまうので、身体の重みがそこにかかり、呼吸がしにくくなってしまいます。肋骨と呼吸筋の動きが抑制されてしまいます。

 逆に後頭骨や肩胛骨、脊椎の骨などは、前面の部分に比べると頑丈で分厚い骨が並んでいます。前面と後面を比較すれば、骨は後面の方にあり、体を伸ばして寝るとしたら重い方を下にする仰向け寝の方がより安定すると言えるでしょう。寝返りもしやすいといえます。

なぜうつ伏せ寝が健康によいとされたのでしょうか

誤嚥の可能性のある人や睡眠時無呼吸症候群の人などのうち、仰向け寝で症状の改善が望めないような人が、うつ伏せ寝で改善された、という事例がクローズアップされ、健康上の問題がない人にまで健康法として効果があるとされてしまった結果なのではないでしょうか。実際には、誤嚥は口腔ケアなどの歯科的治療法で改善できますし、睡眠時無呼吸症候群はマウスピースを用いる方法や外科的治療法もありますので、まずはこうした方法を検討すべきでしょう。

うつ伏せ寝以外に方法がない、という人だけが治療の一環として行えばいいのであって、健康上の問題がない人まで「うつ伏せ寝が良いのだ」という先入観のまま検討することはないと思います。

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まとめ:うつ伏せ寝健康法について、賛成派と反対派の見解

本記事では、うつ伏せ寝健康法についての賛成派と反対派の見解を整理してみました。

  1. 賛成派は、様々な病気のリスクを低減したり、症状を改善できると考え、実施方法に十分注意しながら実践することを勧めています。
  2. 反対派は、人間にとってうつ伏せ寝には危険性があることを指摘し、特別な理由がない限り、健康法として推進すべきではない、としています。

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