社内恋愛から結婚。心に引っ掛かる理由は

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プロポーズ

社内恋愛を経て結婚というケースは現代においても少なくないようです。ある調査によれば結婚したカップルの約3割を占めるというのですから、かなり多いと言えるかもしれません。また、このパターンに対する周囲の印象には、安直、お手近といったネガティブなものもあるようです。当人同士がいいのですから、大きなお世話に過ぎませんし、やっかみもあることでしょう。

とは言え、客観的に“社内恋愛→結婚”パターンを精査してみると、マイナスな印象の起因となっている要素が少なからず存在していることは否めないようです。当欄では、“社内恋愛→結婚”の渦中にいたり、そうなる可能性を秘めた状況の読者に、冷静な視点で自分の環境や経緯と照らして、あてはまる部分があるか、その場合再考すべきかなどを一緒に考えていきたいと思います。付け加えますが、ここでは“デキチャッタ婚”については触れません。

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恋愛関係への経緯と結婚したい理由を洗い出す

考える

筆者が“社内恋愛→結婚”についてケチを付けようと言う訳ではありません。冒頭に記したように、割合としてかなり多いのですから、ある種の自然な流れが存在しているのは確かでしょう。また、一概に社内結婚といっても、個々の状況や推移が同じ訳ではありませんし“社内恋愛→結婚”の是非を語る事自体ナンセンスかも知れません。但し、但しです。恋愛と言う不安定で曖昧な感情を、結婚と言うある意味ドライな契約システムに至るポイントは、人生のまさしく大きな分岐点。とあれば、勢いもいいけれど心底納得することも必要、かもしれません。

おそらく、ここで想定し符号し得る話は社内恋愛に限ったことではないでしょう。広い意味での職場結婚を指していると理解してください。また、その対局にある“ふとした出会い”から比較的短期間で結婚へ至る場合とも、各章で併せて比較してみたいと思います。

  1. 出会いのない職場という理由
  2. 結婚したいホントウの訳は
  3. 付き合い年数のこと
  4. 夫婦兼同僚のヤッカイな関係
  5. 職場結婚は成田離婚ゼロ?

1.異性との出会いの少ない仕事、職場の場合

恋愛対象になり得る年齢層の異性が少ない職場、出会う環境の低い性質の職種。そのような人の場合、そのわずかな対象をめぐる厳しい競争率に勝って結婚をするケースは少なくないようです。日本の企業の9割以上を占める中小零細企業では、業種にもよりますが大手企業に比べて正規女性社員の比率が少ない、つまり人数自体が少ないのが現実です。加えて労働人口の高齢化は進む一方ですから、職場の男性社員にとっては限られた女性社員が異性対象で、女性にとっても対象になり得る独身男性の数は少ないのが大方の現実なのです。

“お手近”と思われる所以がこれ。ほぼ同数の居る環境ならそう思われる事は少ない筈です。では、そんな職場に勤める他の人はどうしているか。希少な対象とはいえ、好みを無理に符号する必要もなく、他に出会いを求めることになる訳です。これが大多数。社内で付合っている噂がたった頃には、もはや対抗心を燃やしてくる人はいないでしょう。実はここが、少し気になります。当人同士とは別に、周囲から醸し出す“結婚予定カップル”としての社内認識の定着です。ややもすると、事実と関わりなく膨らんだり走ったりする噂話ですが、そんな受動的な流れに飲み込まれて、結婚の決意を急かされる雰囲気になり、早く発表しなければならないようなことになっていた、という心配です。

もうひとつが、希少さに惑わされないための行動です。彼女がいるから、彼がいるから、毎日の出勤が楽しい、いなければ苦痛だということだと、職場への不満や馴染めない問題を薄めている存在に過ぎない、かも知れないからです。何れにしても狭い範囲での経験だけで大きな判断へ至るのは、自分の人生を狭く生きることになりかねません。同じ職場での出会いを運命的なものに決めつけるのはキケンということです。

2.結婚願望の裏にある理由を振り返ってみる

若い内から結婚願望があるのは決して女性だけとは限りません。では、なぜ少しでも早く結婚したいと思うのか、しかも具体的な相手の存在のない時点から。その多くが、自分の育った家庭環境に起因しているようです。子供は親の姿を見て育つと言いますが、子供から見ても理想的な夫婦である両親の姿に憧れて自分も早く結婚したいと思うケース。実に羨ましいことです。しかし、子供の知らない、夫婦だけが重ねた過去や事情の存在を意識すべきです。

中身を詮索するのではなく、色々な“大人の事情”を踏んできたと考えることが大切なのです。また、その真逆のケースもある。両親を反面教師として見ざるを得ない場合は、早く家を出たい、新たな環境で生きたい、という気持ちが育ったものと違う家庭づくりに憧れ、結婚願望に置き換わってしまうケースです。この二つのケース。どちらも相手よりも自分の理想的環境が優先している点が共通しています。パートナーに少しでも“変化の願望に付合わされた”感があっては、破綻は遠くないかも知れませんし、その根本原因は自分自身にあることを考えるべきです。職場恋愛はそのリスクに陥りやすいやすいケースのひとつです。

3. 付合った年数の話

この項では、結婚までに経た恋愛期間の長さについて触れてみたいと思います。社内恋愛なら、同じ職場で一緒にいる時間とプライベートで一緒にいる時間をたすと生活の三分の一は一緒にいることになります。同居に発展すると三分の二以上が一緒、実感としては常に一緒の感覚でしょう。理屈からいえば、相手を知り尽くして結婚するのですから、長く上手くやっていけそうな気がします。ところが、筆者が知っている限り、学生時代から十数年付合って結婚に至ったり、同棲を何年も経てから結婚した夫婦が必ずしも長く幸せに寄り添ったかというと、そうとばかりはいかないという認識があります。

相性、と言ってしまえばそれきりですが、相手の百分の一も知らない同士が結婚した場合はみな失敗するかといえばそうとは限りません。新たな発見や共通のものを育んでいくことが長く惹かれ合う理由にもなります。もちろん“ビビビ”なんていうあてにならない感覚に委ねるリスクは少なくありませんが。ルックスや雰囲気の好きずき、将来性や経済力は、誰にも否定し難い、結婚を見据えた恋愛のファクター。でも、会話の重要性には何も敵わないことを忘れてはいけません。知って、知って、好きになるかならないか、のステップこそ重要。

交際年数や趣味やその他の属性を、相性のポイントにカウントする前に、この人を知りたいという欲求が芽生えたら、とにかくたくさんの会話をする事です。あらゆるテーマで、嘘のない会話をイッパイして、本質的な自分自身を示し合うことが大切。きっと見えてくるものがある筈です。

4.夫婦兼同僚って、どう?

例えば社員数人の会社で社長一家と家族の様な付き合いのできる関係ならば、何を言う事もありません。自分たちの将来を考えてくれる親代わりは頼りがいがあって、実に有り難いものです。しかし、中堅以上の企業になるとなかなかそうはいきません。企業側の問題、つまり、上司や同僚のやりにくさが何かと生じてきます。できるだけ所属配置が近づかないように配慮してくれますが、徐々に “社内の事情通の夫婦”として異質な存在になることは間違いないでしょう。

当人たちはどうでしょう。会話のネタが会社の事ばかりになってしまう傾向は否めません。
何かにつけての基準や比較が、同僚や上司とその家族になることもありがちです。その辺りがドップリになってしまうと、夫婦で会社と生涯連れ添うことにもなりかねません。夫婦に熱い会社愛があるならそれも結構。近年では少しめずらしいことですが、会社と運命をともにするなら将来は経営陣に加わる位の気概でやれば充実した人生にもなろうというものです。

5.職場結婚に成田離婚は少ない?

かつて流行り言葉にもなった成田離婚。これらは、上述した“ふとした出会い”から短期間で結婚した人の場合がやはり多いのですが、何となく頷ける話です。初めての旅行がハネムーンというのは、かなり無謀なこと、なのでしょう。できれば離婚しないで生涯を通したいと考えるなら、相手についての一通りのことは知っておくべきですし、知った上で恋愛関係になるのが先の筈。愛情が深まったその先にあるのが結婚、という踏むべき基本ステップは、決して古いとか新しいとかの話ではありません。

社内恋愛から結婚に至った多くの場合、相手の驚くような“素”がハネムーンで露呈するようなケースは希少です。但し、恋人同士の関係が終わったことで、態度に変化を感じる場合はあるようです。例えば、知り尽くしたつもりの相手が、夫となり妻となった瞬間から、急にオッサン、オバサンっぽく変貌する。自然な安堵感から生じたであろう所作や言葉の変化に驚いてしまうこともあります。この“違う”の驚きは、“ふとした出会い”から交際が短期間で結婚したカップルの比ではないでしょう。恋人から夫婦に変わったファーストギャップ。ここ、結構ポイントです。

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まとめ:

社内恋愛から結婚して同じ職場のまま勤務を続けるケースはあまり多くないようです。仕事と家庭、ONとOFFの切り替えは、簡単なことではないということでしょう。周囲にとっても面倒な気遣いは少なからず生じますし、いくら好き同士が結婚したと言え、顔を会わす時間が長過ぎるのは、新鮮さを短期間で失いかねないリスクを孕んでいます。できれば、仕事中は夫婦の片割れ的なイメージの持たれない環境にするべきです。

また、社内恋愛時代は何となく秘密めいた関係がふたりの気持ちを高め、一日の共有時間も長いために相手のことを知り尽くした感もありますが、結婚して夫婦になると恋愛時代には見えなかったこと、見せなかったことの二つや三つはあるもの。それらは、大体において喜ばしい発見ではないようです。お互いに、癖や本音の嗜好などについて結婚前に吐き出しておくことをお勧めします。

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