高齢者の方の睡眠時間の特徴とより良い睡眠のためのポイント

おばあちゃん

高齢者の方は睡眠時間のリズムが変化します。高齢化により体内の生体リズム(体内時計)が変化したり、睡眠リズムが異なってくることが原因となります。

これらの生体リズムの変化等は誰にでも生じることなので、それ自体を特に問題とする必要はありません。ただ、高齢者の方の場合には生体リズムの変化等に伴い、睡眠時間の変化等が生じることを把握しておくことが重要です。また、いわゆる認知症の場合の睡眠時間の変化についても考慮しておくことも必要です。

本稿では、高齢者の方の睡眠時間の変化等についてまとめています。介護などの問題で高齢者の方の睡眠に興味がある方などにご参照いただければ幸いです。

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体は年齢とともに変化をしていく

夜の月

「無常」という言葉があります。これは、この世に存在しているあらゆるものは変化を続けていき、同じ状態であるものは一切ないという仏教の考え方です。

私たちの体もこの世に存在しているものの一つですので、常に変化を生じます。そして、年齢に関して言えば高齢者となっていきます。

高齢者になることで、第二の人生をじっくりと楽しむ時間をとることができる一方、体の変化に伴い生活習慣も変えていくことが必要となります。特に、睡眠時間に関しては高齢者となるほど、若い頃とは大きく性質が異なってきます。高齢者の方の睡眠時間にはどのような特徴があり、また、どのような問題点などがあるのでしょうか。

高齢者の方の睡眠時間の特徴

高齢者の方の睡眠時間の特徴として最も特徴的な点としては、睡眠時間が短くなるということです。高齢者の方の睡眠時間が短くなるのは一体どうしてなのでしょうか。

私たちの体は一定の生体リズム(体内時計)を持っています。この体内時計により、私たちは起床して活動し、眠くなるという生活リズムを取ることになります。この体内時計が高齢者の方の場合には変化が生じます。具体的には、メラトニンと呼ばれるホルモン物質の分泌が減少することが睡眠時間との関係ではとても大きな影響があります。

メラトニンは自然の睡眠薬であり、メラトニンの分泌により私たちの体は眠りを欲します。そのメラトニンの分泌量が高齢者の方の場合には減少してきます。その結果、高齢者の方の睡眠時間は短くなります。

高齢者の方の睡眠時間が短くなるのはメラトニンの現象だけが原因ではありません。高齢者の方の場合、若年者に比べて浅い睡眠時間が多いという脳波の特徴があります。浅い睡眠時間のことをレム睡眠と言いますが、このレム睡眠時間の量が多くなるのが高齢者の方の特徴です。その結果、浅い睡眠のために、すぐに目が覚めてしまい、睡眠時間中が短くなることにつながっているのです。

このように年齢の変化に伴う体内環境の変化・睡眠の質の変化によって高齢者の方の睡眠時間は短いものとなるということができます。これが意味するところは、高齢者の方の睡眠時間が短いのは極めて正常なことであるということです。誰もが高齢者となります。その時、睡眠時間が短いことは病気や異変ではなく、正常なことであるということを認識されて積極的に受け止められることが重要と言えます。

高齢者の方の睡眠に関する注意点

高齢者の方にとって、どうしてもつきまとってくる問題が認知症の問題です。高レ者の方の認知症は現在の医学では、完全に治すことは、まだ難しいようです。この認知症の症状があらわれてしまった場合には、高齢者の方の睡眠時間に悪い影響が生じるようになってきます。

具体的には、認知症が発症した高齢者の方の場合、不眠症・昼夜逆転の睡眠時間・不規則な覚醒リズムなどの問題が生じてきます。睡眠時間リズムの乱れはますます認知症を悪化させるばかりか、深夜の徘徊などにつながってしまった場合、行方不明などの重大な問題につながってしまうことがあります。

このような場合、認知症に対する薬物投与などを行うほか、可能な限り睡眠時間を正常に戻すための対策を行うことが重要となります。高齢者の方が認知症を患ってしまった場合の睡眠障害への対応としては、朝日光の光を大量に浴びることで体内リズムを正常化するように努めることやカフェインを避ける(玉露入りのお茶など)等の対応が考えられます。

このように高齢者の方が認知症を発症してしまった場合には睡眠時間を正常化するための対応を取る必要性があることについても留意することが必要です。

まとめ:高齢者の睡眠リズム変化は正しく理解し対処することが重要

以上の本文で述べました高齢者の方の睡眠時間に関する特徴などをまとめると以下のようになります。

  • 高齢者の方は体内リズムの変化などによって睡眠時間帯が変化します。具体的には高齢者の方の睡眠時間は若年者に比べて短くなります
  • 高齢者の方の睡眠時間の変化自体は誰にでも訪れることなので、それ自体は問題ではありません。ただ、生活リズムを変化した睡眠時間などに合わせて変える必要があります
  • 高齢者の方が認知症を発症してしまった場合には、睡眠時間の不規則化などの悪影響が生じることがあります。この場合には、認知症の治療とともに、睡眠時間を健全化するための対応が必要です。

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