赤ちゃんの睡眠障害と夜泣きの関係性を紐解く8つのポイント

赤ちゃんの手

睡眠障害とは、ただ眠れないという症状のことではありませんが、睡眠と覚醒のリズムが乱れることによる疾患ではあります。その微妙な認識の違いにより、眠らない赤ちゃんを病気であると決めつけ、過度に心配したり、薬を使用しなければ治らないと思ってしまうお母さんは多いのではないでしょうか。

産まれたばかりの赤ちゃんは一日のほとんどを寝て過ごすと言うけれど、うちの赤ちゃんは全然寝てくれないので睡眠障害なのではないか、自分も睡眠を取れなくなって限界なので赤ちゃんに薬を処方してくれないか、という考えに至る前に、やれることがあります。

本記事では、睡眠障害とは何なのかということと、赤ちゃんの夜泣きに関する仕組みから対処法までをご紹介していき、悩めるお母さま方を心身共にお助けすることが出来ればと思います。

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睡眠障害・夜泣きとは

深夜

産まれたばかりの赤ちゃんは、まだ睡眠と覚醒のリズムが不安定です。というのも、そもそも人間は朝の光を元にして、周期25時間である体内時計を、周期24時間の地球時間に合わせているのですが、それを自ら上手く出来るようになるには時間がかかります。なので、初め赤ちゃんは基本的に眠りが浅く、昼夜を問わず3時間おきくらいに寝たり起きたりを繰り返すのです。しかし睡眠障害であるとされる赤ちゃんの例としては、以下の8つが挙げられます。

  • なかなか入眠できない(寝つきが悪い)
  • 睡眠中何度も目が覚めてしまい、睡眠がまとまらない
  • 1日で眠っている時間が短い
  • 持続的に不機嫌で泣いてばかりいる(1日3時間以上または一週間のうち3日以上ぐずり泣きをする)
  • 一度目が覚めると1時間以上は起きている
  • 赤ちゃんの状態がお母さんの心と体に悪影響を及ぼしている
  • アトピーなどのアレルギー疾患がある

上記のような状態が続くと、赤ちゃんには睡眠障害があると診断されます。睡眠障害の場合、放って置くと神経細胞の成長や働きを損傷し、のちに学習能力の低下や、感情のコントロールに対する障害、全体的な発達の遅れにつながる可能性があります。

しかし事の発端となる原因はあります。脳の発達というのは受精後18日頃からすでに始まると言われ、レム睡眠などの周期は胎生24週頃の脳の発達に伴って形成されます。つまり、お母さんが妊娠中から十分な睡眠をとってよりよい胎内環境を作ることがとても重要なのです。

又、赤ちゃんは眠るときは決まった時間に授乳や抱っこなどをされて眠りますが、この手順が一定しないと睡眠と覚醒のリズムが乱れます。そうすると本来朝起きる時間と夜眠る時間が徐々に遅れて、夜中に起きるようになってしまいます。

さらに、寝ついてからも浅い眠りのときに体が目覚めることはよくあるにもかかわらず、その生理的な体動を起きたと勘違いし、不適切に介入してしまうことが夜泣きに結び付くと考えられています。

では、具体的にどのようにしていけば良いのかということについて次の項目で述べていきたいと思います。

睡眠障害・夜泣きを防ぐには

一般的に年齢が低いほど全睡眠時間は長く、新生児では1日20時間程度は必要と言われています。生後1~2か月になるとなんとなくだんだん昼夜の区別がつき始め、夜間に授乳で起こされることが徐々に減っていきます。3~4か月以降には夜間にまとまって眠るようになって、昼間に起きている時間が長くなっていき、動きも活発になります。6か月頃には、午前と午後に1回ずつ昼寝をするだけとなり、だいぶ大人の眠りに近くなります。このように大きく変化していく睡眠時間の過程で、気を付けなければならないのは、環境を整えてあげることです。具体的に5つ、お教えします。

1.朝は7時には起こす

前の夜10時以降に眠った場合は朝8時でも構いませんが、朝の光には体内時計に効果的な刺激を与える力があるので、毎朝決まった時間に、たとえ赤ちゃんがよく眠っていたとしても、カーテンを開けて部屋を明るくしましょう。その明るさに気付いて赤ちゃんが体を動かし始めたら、そっと抱き上げて下さい。この時、いきなり抱き上げると「起きぐずり」の原因になってしまうので注意しましょう。赤ちゃんの目が覚めたら優しく話しかけながら、顔を拭いてあげたり、服を着替えさせたりしてあげると良いです。

2.日中は活動的に過ごす

お昼寝は、生後3か月ぐらいまでは赤ちゃんが眠そうにしたタイミングで寝かせて良いのですが、だいたい時間帯が「朝寝」「昼寝」「夕寝」の3つに分かれているイメージを持ちましょう。

朝寝は9時頃からで、生後6か月までは1時間、昼寝は12時頃からで生後8か月までは2時間半、夕寝は生後4か月頃までは1時間程必要ですが、5時までには切り上げるというように、時間がきたら静かに起こすようにします。そして赤ちゃんが目覚めているときにはお散歩をしたり、体を動かして遊んであげたりしながら、活動的に過ごして下さい。これで夜の睡眠をしっかり取れるようになります。

3.心地良く眠れる環境を作る

まず、寝かせる場所は赤ちゃんの腹式呼吸を妨げず、自然な姿勢を保ってあげられるように整えましょう。又、あやす時は優しく、リズミカルに揺らすようにすると脳に快く伝わり、心地良い眠りを促してくれます。逆に激しい振動などを与えると、赤ちゃんの安らかな気持ちを壊し、落ち着きのない子にしてしまいます。

さらに、入浴は眠る直前ではいけません。体の中心部が温まっていては眠ることが出来ないのです。スキンシップ面を考えてお父さんがお風呂に入れる担当でも、帰りが遅い場合は、それまで起こしておいたりはせず、7時半ぐらいまでには食事共々全て済ませましょう。

4.夜になったら明かりを消す

目標は8時で、遅くとも9時には眠らせられるよう、部屋の照明をオレンジ色などの暖色系にして薄暗い雰囲気を演出しましょう。家族全員が眠れる体制を整えて、家中の電気を消せるのが一番素晴らしいです。特にテレビやパソコン、携帯電話などの人工的な光は眠りを促すホルモンである「メラトニン」の生成を妨げるので気を付けて下さい。

5.夜寝た後はなるべく見守る

夜寝た後で少しぐずっても、あまりすぐに抱き上げたり、授乳したりし過ぎず、自力で再び寝入る習慣をつけることが大切です。激しく泣いている場合には、無理に寝かせずに、一度電気をつけて起こします。寝かせたままするとかえって不安にさせてしまうので、一度安心させてから、もう一度寝かしつけます。

寝かしつける方法としては、胎内体感音に似た音を聴かせることによって落ち着かせたり、おくるみ等でぐるぐる巻きにして手足を動かせないようにするのが有効と言われています。

母乳やミルクをあげるのなら、足の裏をくすぐったり、背中を軽くたたいたりして、途中で眠らせずにたくさん飲んでもらいましょう。

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まとめ:睡眠障害・夜泣きには保護者の意識が重要

新生児・早期乳児の間は特に、眠りが浅く、ちょっとしたことでも起きてしまい、また会話も成立しないので、お母さんとしては苦労が多くなる時期ではありますが、どうかなるべく家事や仕事のことを忘れて、しっかりと子供と向き合って下さい。夜はいつもより少し声を低くして、優しくゆっくり話すのがポイントです。話す内容は何でも良いので、寝る前の30分でも意識してスキンシップを取ることが大切です。赤ちゃんの隣でお母さんがリラックスして横になることが実は一番、安心感を与える手段だとも言われています。

何よりも、育児中は体力を要します。育児中のお母さんは赤ちゃんと添い寝をして十分な睡眠を取ると共に、夜のお部屋を暗くして睡眠を取るというリズム作りは家族みんなで協力して整え、夜泣きがある場合にはお父さんの協力も得ながら何とかやり過ごしたいものです。

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