「目薬を飲むと睡眠薬の代わりになる」という噂の真相

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飲む

昔「目薬を飲むと寝てしまう」という噂が流れていましたが、ご存じでしょうか。しかし、目薬は睡眠薬の代わりにはなりません。

そもそもなぜ「目薬が睡眠薬の代わりになる」という噂が流れたのでしょう。調べていくうちに睡眠薬の成分に秘密があることがわかりました。そこで本記事では目薬の種類と目薬が睡眠薬になると言われたわけをご紹介していきます。

目薬は用途に合った適切な使用をしていきましょう。

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目薬の種類

目薬

目薬は目の充血やかすみ目、乾燥といった目の不快な症状を緩和するために使用しますが、どの症状も同じ対処方法では治療できません。そのため、用途によって異なる成分が配合されています。そこでまずは大まかに目薬を分類してそれぞれを見ていきましょう。

  • 栄養系目薬
    疲れ目、かすみ目といった目の疲れにはビタミン成分の入った目薬が有効です。充血にはビタミンB群、目のかすみにはビタミンEが有効です。自分の症状に合わせて使用しましょう。最近は睡眠中に目の疲れを取る目薬も登場しています。
  • 目にうるおいを与える目薬
    長時間パソコンに向かい続けて目が乾燥してしまうドライアイの症状にはうるおい成分入りの目薬を使います。栄養成分が入っているものなど様々なものもありますが、コンタクトを使っている人は「コンタクト使用可能」と表記してあるものを使いましょう。
  • アレルギー症状を緩和する目薬
    花粉症などで目のかゆみが酷いときにはアレルギー症状を緩和する抗ヒスタミン剤入りの目薬を使います。かゆみのもととなるヒスタミンの作用をブロックしてかゆみや充血などの症状を緩和させます。
  • 眼底検査・緑内障や仮性近視を治療する散瞳薬
    視力がまだ定まっていない子供の近視治療や緑内障の治療には瞳を大きくさせる散瞳薬を使用します。他に目の検査時には眼底の状態を確認するため使用されています。
  • ものもらいや結膜炎の治療に使う抗菌薬
    ものもらいや結膜炎といった眼病にかかったときは抗菌剤入りの目薬を使用します。目薬だけでなく軟膏や内服薬を使うこともあるようです。

昔の目薬が睡眠薬になると言われたわけ

この中の「散瞳薬」が噂の原因となりました。散瞳薬は副交感神経をマヒさせ意図的に瞳孔を広げる目薬で、ルネサンス時代から瞳を美しく見せるための化粧品として使用されていました。

近代までスコポラミン、ヒヨスチアミン、アトロピンといった同じような作用のあるものが使用されていましたが、この中でも特に強力なスコポラミンは睡眠薬代わりになるほどの副作用があり、海外では実際に悪用されていた事件もあるようです。

スコポラミンは食中毒で有名なチョウセンアサガオにも含まれるアルカロイド類で、大量に摂ることで意識が混濁し、言語障害や平衡感覚の麻痺をおこします。それにアルコールを混ぜることで相乗効果となり睡眠薬代わりになるということのようです。

ただし、今の日本国内で一般的に販売されている目薬にはスコポラミンは含まれていません。お酒に混ぜても味が悪くなるだけで、睡眠薬としての効果は期待できませんので、試しに…というのは止めておきましょう。

抗ヒスタミン目薬は眠くなるのでは?

花粉症やアレルギー症状で薬を使用する人も増えたため、「抗ヒスタミン薬は眠くなる」と聞いたことがあるのではないでしょうか。確かにアレルギーの症状を抑える抗ヒスタミン薬には、眠くなりやすい成分が入っています。睡魔が襲ってきては日中の仕事に影響が出るためアレグラなどの眠気を感じにくい抗アレルギー薬に薬を変えた人もいるでしょう。

そのような抗ヒスタミン薬ですが、同じ抗ヒスタミン効果のある目薬では眠気を感じないのか気になりませんか。目薬に含まれている抗ヒスタミン成分のほとんどは、クロルフェニラミンマレイン酸塩です。この成分は抗ヒスタミン薬の中でも鎮静作用が少なく、昼間の投与に適しているとのこと。そのため睡眠薬として使うには大量の目薬が必要となります。悪いことはできませんね。

使用上の注意点
抗ヒスタミン薬の入った目薬を使用するときの注意点が2つあります。ひとつは薬の飲み合わせの問題です。含有量は多くはありませんが、念のため花粉症治療薬を服用しているときには一度医師に確認してみましょう。

もうひとつはお酒と併用しないこと。風邪薬や花粉症治療薬にも言えることですが、アルコールは相乗効果をもたらし、酔いが強くなりやすいと言われています。点眼した目薬は目から鼻を通り喉に流れて体内に入っていきます。量は少ないとはいえどもお酒を飲むときは控えたほうがよいのではないでしょうか。

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まとめ:目薬は睡眠薬代わりにならない

ここまでで、目薬の種類と目薬が睡眠薬代わりになると言われたわけをご紹介してきました。目薬が睡眠薬代わりとなったのはずいぶん昔のこと。今の目薬にはそんな効果はありませんので、安心して使用してくださいね。

目薬の中には睡眠中に角膜を修復してくれるものや目覚めたときの目の不快感を改善してくれるものなど多くの種類が出てきています。せっかくの効果もそれに合わせた仕様をしないと思う通りの効果が出ないこともあります。目薬は添付の説明書をきちんと読んでから適切に使用していきましょう。

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