中耳炎のときはお風呂に入ってもいいの?症状別にみる対処方法

耳かき

中耳炎にかかったとき、お風呂に入ってもいいのかどうか、様々な情報があり対処に迷うときがありませんか?

中耳炎のとき、お風呂に入れるかどうかの判断は、症状によって変わってきます。

なぜなら、一口に「中耳炎」といっても、耳のなかの状態は様々であるため、状況に応じてお風呂に入れるかどうかが変わってくるからです。

本記事では、中耳炎にかかったときの耳の状態を理解することで、お風呂の判断をどのようにしたらよいか、一緒に考えていきましょう。

スポンサーリンク

中耳炎にかかったときの耳の状態は?

医者

中耳炎にかかったとき、お風呂にはいっていいか判断するためには、耳の中の状態を理解していることが大切です。

なぜなら、その状態によって、お風呂に入れる場合と入れない場合が変わってくるからです。

中耳炎になったときの耳の状態を理解するために、はじめに耳の構造、次に中耳炎にかかる原因を見てみましょう。

耳の構造

耳の構造は、大きく分けると「外耳」「中耳」「内耳」に分かれています。

中耳炎とはこのなかの「中耳」に炎症が起こる病気です。「中耳」は、外耳の外耳道とつながる「鼓膜」、「耳小骨」、「鼓室」、鼻腔、咽頭とつながる「耳管」から成っています。

このため、「中耳」は普通は「鼓膜」によって、外から直接水が入ってこない状態になっているわけです。このことは、中耳炎にかかったときにお風呂に入れるかどうかを判断するときにポイントとなりますので、よく覚えていてください。

では、ここまでで耳の構造を理解したところで、次に中耳炎にかかる原因を考えてみましょう。

中耳炎にかかる原因

中耳炎には、大きくわけて「急性中耳炎」「滲出性中耳炎」「慢性中耳炎」があります。

以下に、それぞれにかかる原因をあげてみましょう。

急性中耳炎

急性中耳炎にかかる原因の多くは、「耳管」を経由した細菌・ウイルス感染です。

「耳管」は、鼻腔、咽頭とつながっている部分です。そのため、風邪などで鼻やのどが炎症をおこしているときに、そこにある細菌やウイルスが「耳管」を通して内耳に侵入して感染する、というわけです。

また、稀に外耳炎や、耳掃除などで鼓膜を傷つけたときに耳の穴から感染する場合もあります。

滲出性中耳炎

滲出性中耳炎は、「耳管」の働きが悪くなることでおこります。

「耳管」の働きが悪くなる原因は、急性中耳炎によって「鼓膜」や「鼓室粘膜」が腫れて、鼓室側の耳管開口部が狭くなることや、アデノイド・副鼻腔炎などによって鼻腔側の耳管開口部が狭くなり、耳管の通りが悪くなることなどがあります。

耳管の働きがわるくなると、「鼓室」内にたまった水分や老廃物を外に出す働きが弱くなり、中耳の圧力が低くなり粘膜から液体がしみだしてきます。この液体が「鼓室」にたまり、滲出性中耳炎となるのです。

慢性中耳炎

慢性中耳炎は、急性中耳炎が完全に治らずに細菌感染が続いていたり、体の抵抗力が弱って炎症が治まりにくくなるなどの原因から起こります。

急性中耳炎が3か月以上続くと、慢性中耳炎と診断されます。中耳の発達が悪い場合や、鼻やのどに慢性的に炎症があることなども原因となります。

さて、ここまで耳の構造中耳炎にかかる原因について、詳しく見てきました。以上のことを合わせて考えると、中耳炎にかかったとき、どのような場合にお風呂に入ってはいけないか、わかってきます。では次に、中耳炎にかかったときのお風呂の入り方について、まとめてみましょう。

中耳炎にかかったときのお風呂の入り方

小さいお子さんのお父さん・お母さんは、「お風呂で耳に水が入ってしまった。中耳炎にならないかな?」と心配になることがあるかも知れません。

でも、耳の構造の節でご説明したように、普通は中耳は鼓膜によって外からは塞がれているため、そのような心配はまずありません。それでは、中耳炎にかかってしまった場合、お風呂には入ってもいいのでしょうか?

中耳炎の状態がどのような状態であるかによって、お風呂の入り方を判断することができます。以下で、お風呂に入る場合に注意が必要な状態についてご説明します。

炎症が強いとき

中耳炎の炎症が強い場合、お風呂で体が温まることによって浸出液が多くなることがあるようです。

このため、このような場合はお風呂は控えた方がいいでしょう。

鼓膜に穴が開いているとき

中耳炎の炎症が進んだ場合、鼓膜が破れ溜まっていた膿が流れ出す場合があります。このようなときは、開いてしまった穴から細菌が入り込む可能性があります。

お風呂に入るときは、耳の中に水が入らないように十分注意しましょう。綿やガーゼで耳の穴を塞いでからお風呂に入るのも、いい方法ですね。

熱があるとき

先にご説明した中耳炎にかかる原因のひとつを思い出してください。風邪などで鼻やのどが炎症をおこしているときに、そこにある細菌やウイルスが「耳管」を通して内耳に侵入して感染する、という原因がありましたね。

風邪がよくならなければ、中耳炎も治りにくくなってしまいます。風邪の状態を早くよくするため、高熱を出している場合などは、お風呂はやめておきましょう。

以上にお風呂に入るときに注意が必要な中耳炎の状態をお伝えしました。上記以外の場合は、中耳炎と診断されていてもお風呂に入ることは可能です。ただ、できるだけ耳に水が入らないように注意した方がよいようです。

園・学校でみられる 子どもの病気百科
川上 一恵 松田 幸久
少年写真新聞社
売り上げランキング: 44,933

まとめ:中耳炎のときは、症状によってお風呂の入り方を判断しましょう

中耳炎にかかったとき、お風呂に入ってよいかどうかは、その症状により異なります。

以下に、中耳炎にかかったときにお風呂に入る場合の対処について、もう一度まとめてみましょう。

  • 基本的にはお風呂には入れます:「中耳」は「鼓膜」によって塞がれているため、鼓膜に穴が開いているなど、特別な場合を除いては、水が入ってしまうことはありません。
  • 炎症を起こしているときは注意:お風呂に入って体があたたまることにより、炎症がひどくなり中耳炎が悪化する場合があります。
  • 風邪を悪化させないようにしましょう:風邪による鼻やのどの炎症をおさえることが、中耳炎を治すためには大切です。

本記事では、中耳炎にかかったときのお風呂の入り方について考えてきました。中耳炎だからといって、絶対にお風呂に入ってはいけないということではないことがおわかりいただけたと思います。

ただ、かかりつけの医師の指示を仰ぐことが重要なのは言うまでもありませんね。

中耳炎は完治までに時間がかかることも多い病気です。通院などが長引いたりして苦労することも多いと思います。本記事をご参考に、中耳炎にかかっていてもできるだけ快適な生活を送っていただけたら、と思います。

スポンサーリンク

iGotitに「いいね!」をください

iGotitはあらゆる「ハウツー」を発信する新しいメディアです。今までのどのメディアよりも、あなたが「なるほど」と思える質の高い情報を発信していきます。
いいね!を押して、iGotitを応援してください!

Twitterでフォローしてください

iGotitの注目記事の更新情報はTwitterにてお届けいたします。是非iGotitのTwitterアカウントをフォローして頂き、あなたの生活を豊かにする情報を手に入れて下さい。

Comment