寝起きの憂鬱のちょっと心配なケース

悩む男

寝起きの憂鬱感は誰もが感じることがあり得るものです。しかし、一定の場合には寝起きの憂鬱感がうつ病など精神的な疾患の表れであることもあります。注意すべき寝起きの憂鬱感とはどのようなものなのでしょうか。

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寝起きの憂鬱な気分は誰でもあるけれど

悩む男

朝の寝起きに、「今日も元気ハツラツ!さあ一日がんばるぞ!」と感じられるのであれば、それに越したことはありません。朝、寝起きに気分良く起きて一日を元気に過ごすことを気持ちに誓うことができるとすれば、それは一種の「幸福」とさえいうこともできるかもしれません。

しかし、朝、寝起きに憂鬱(ゆううつ)な気分で目が覚めてしまうことがある方も決して少なくありません。あさ、寝起きに「ああ、今日も1日が始まる」とか「朝が来なければいいのに」とか「仕事や学校に行かなければならないと思うと憂鬱で仕方ない」という方は決して少なくありません。

このような寝起きの憂鬱な気分は、長い人生において誰もが経験することがありえることです。生涯において1回も寝起きに憂鬱な気分になることはないなどという人はいないと言っても過言ではないでしょう。

しかし、寝起きに憂鬱な気分になる理由が仕事や学校が「めんどくさい」という気持ちからであったり、冬場において寒くて布団から出たくないという理由であれば、それは一時的なものであり、何も心配はいらないでしょう。しかし、寝起きの憂鬱な気分が度を越していたり、理由に客観性が薄い場合などには少し注意が必要です。

寝起きの憂鬱な気分が実は、精神的な病気の表れであることもあるためです。心配な寝起きの憂鬱とは具体的には、以下のようなケースです。

悲壮感・自殺念慮・気分の極端な低調などを伴う憂鬱-うつ病の可能性

まず、寝起きに生じる憂鬱な気分が極めて深い悲壮感や自殺念慮などを伴う場合にはうつ病である可能性があります。

うつ病とは脳のエネルギーが減少してしまっている状態を指します。いわば、心の風邪がうつ病です。精神的に過度なストレスが蓄積するなどすると、脳がその負担に耐え切れず精神的に極端な憂鬱状態を引き起こします。

うつ病の場合、憂鬱な気分の程度や内容が非常「重い」ものとなります。例えば、うつ病の場合、憂鬱な気分の内容として寝起きに「自分は死んでしまったほうが良いのではないか」などという自殺念慮が生じます。また、「何も生きていて希望がない」「何も感情がわかない」などの通常では生じないほどの憂鬱な気分が襲ってきます。これは、単に気分の変調が原因なのではなく、脳のエネルギー低下ということが理由であるためです。

寝起きにこのような重度の憂鬱感を感じる場合には、うつ病の可能性があります。また、うつ病の場合、単に寝起きに憂鬱感があるだけではなく、不眠・食欲減退・やる気の減退・体重減少・妄想などさまざまな症状が伴います。

種々の症状を総合的に判断して憂鬱感の原因がうつ病にあると感じられた場合には精神科・心療内科等の受診が必要です。

寝起きの憂鬱感に客観性が薄い-強迫神経症の可能性

初めに述べましたように、寝起きに気分が低調であることは誰にもあります。しかし、その憂鬱感に根拠が希薄な場合、強迫神経症であることがあります。強迫神経症とは、一定の考え(観念)が自分の意思に反して発生してしまい、その考えに捉えられてしまう症状をいいます。ノイローゼなどというとイメージされやすいかもしれません。

憂鬱感は誰にでも生じますが、その憂鬱感にばかり気持ちがとらわれてしまっている場合には強迫神経症である可能性があります。通常、寝起きの憂鬱な感情は「めんどくさい」とか「起きるのがいやだ」などという一般的な感情が原因です。あるいは仕事や学校などで悩みがある場合もあるでしょう。

しかし、強迫神経症の場合には、憂鬱感自体が問題となっており、憂鬱感の根拠となる事実が薄いという点が特徴です。つまり、「憂鬱で仕方がない」という気持ち・気分自体に捉えられてしまい、その根拠となる事実・理由がありません。

強迫神経症は精神疾患と捉える考え方もありますが、考え方の「自縄自縛に過ぎない」と考える考え方もあります。治療法としては森田療法・認知療法・行動療法などがあります。うつ病よりも症状は重くはありませんが当人の苦しみは非常に重いものとなります。

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まとめ:寝起きの極端な憂鬱感の場合には精神科・心療内科へ

以上、本文で述べました寝起きに襲われる憂鬱感についてのポイントをまとめますと以下のようになります。

  • 寝起きの憂鬱感に理由がある場合-例えば、「めんどくさい」「さむい」「仕事や学校で悩みがある」などで憂鬱となることについては誰でもが感じることであり、(精神的な意味での)問題はありません
  • 寝起きの憂鬱感が過度に重い場合-例えば「自分は死んでしまったほうが良いのではないか」「何も生きていて希望がない」「何も感情がわかない」などの場合にはうつ病の可能性がありえます
  • 寝起きの憂鬱感に客観的な理由がない場合-憂鬱感自体が問題となっている場合には強迫神経症である可能性が考えられます

いずれにしろ、極端な憂鬱感、根拠の薄い憂鬱感などの場合には一度精神科や心療内科での診断を受けることがおすすめできます。

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