居眠りも脱力も悪夢も…ナルコレプシーとは

寝る男

ナルコレプシーという病気をご存知でしょうか。作家の色川武大さんも患者の1人でした。しょっちゅう居眠りする病気、そんなふうになら知っている人もいるかもしれません。でもナルコレプシーという病気はそれだけではないのです。

ナルコレプシーの欧米での発症率は2000人に1人程度です。けれど日本では600人に1人という発症率の高い病気です。しかも15歳前後で発症することが多いため、発見が遅れがちな病気でもあります。

この記事ではナルコレプシーの様々な症状をご紹介して、この病気のことを詳しく知っていただこうと思います。この病気を知らないばかりに居眠りする自分に自己嫌悪を感じたり、毎晩の悪夢に苦しんでいる人も多いようです。気持ちがたるんでいるとか気合いが足りないから居眠りをするのではなく、睡眠障害という病気なのだと知ってください。

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ナルコレプシーとは

医者

そもそも何故ナルコレプシーが日本人に多いのでしょうか。正確な原因はまだわかっていません。しかしながらオレキシンという神経物質の欠乏、白血球の型が何らかの関係があること、強いストレスが環境因子になることなどが言われています。つまり誰でもなる可能性のある病気なのです。

ナルコレプシーを少しでも知っている人が最初に思うのは睡眠発作でしょう。大事な試験の途中でも恋人とのデートの最中でも、耐えがたい眠気に襲われて眠ってしまいます。これはナルコレプシーの最も顕著な症状です。けれどナルコレプシーの症状はそれだけではありません。いろいろなナルコレプシーの症状をご覧ください。

居眠りだけが問題ではない

睡眠障害を起こす病気はナルコレプシー以外にも多数あります。しかしながらナルコレプシーには数種類の顕著な症状があるのです。たいていは複数の症状が重なって起きるため、睡眠発作だけではナルコレプシーと確定できません。

睡眠発作

一番良く知られているナルコレプシーの症状です。日中耐えがたい眠気に襲われ、場所も状況も関係なく眠ってしまいます。数分から長くても30分ほどで自然に目が覚め、目が覚めるとスッキリしています。これがほぼ毎日数回3ヶ月以上続く場合はナルコレプシーに限らず何らかの睡眠障害が疑われることになります。

情動脱力発作(カタプレキシー)

強い感情の動きが引き金となり、突然筋肉が脱力してしまいます。楽しくて興奮する、おかしくて大笑いするといった陽性の感情で起きることが多いようです。瞼、顎、首、腕、膝など部分的なこともあれば、全身が脱力してしまって倒れてしまうこともあります。失神とは違って倒れても意識ははっきりしていることが特徴です。例えば大笑いしそうになると手の力が抜けて持っていたカップを落としたりしてしまいます。

入眠時幻覚

眠ろうとするととても鮮明で生々しい夢を見ます。しかも悪夢なので強い恐怖や不安を感じます。臭いや触感もあり音まで聞こえることもあります。目覚める時に起きることもあります。

睡眠麻痺

いわゆる金縛りです。意識はあるのに体は動きません。入眠時幻覚と同時に起きる場合が多く、助けを呼ぼうにも声も出せず全身に力が入りません。時には呼吸困難な感じになり、そのまま死んでしまうのではないかと不安になるような症状もあります。

夜間熟睡困難

しょっちゅう眠っている印象のあるナルコレプシーですが、夜は2時間おきくらいに目が覚めることが多いのです。寝たり起きたりを繰り返したり浅い眠りが続いたりで熟睡感に乏しくなります。夢をたくさん見て寝言が多いのも症状の1つです。この場合の夢は視覚的にかなり鮮明です。

自動症

日中自分では寝たつもりもないのに記憶が飛んでいることがあります。その間普通に会話したり動作を続けていたりします。知らないうちに買い物をしていたり食事をしていたりということがあります。

症状は複合する

全ての症状が起きるわけではありませんが、どれか1つだけということもありません。睡眠麻痺はないけれど入眠時幻覚はある場合もあればその逆もあります。ただし睡眠発作と脱力発作はほとんどの患者に共通しています。

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まとめ:ナルコレプシーはコントロールできます

この記事ではナルコレプシーの特徴をおおまかに述べました。あまり知られていない病気のため発見が遅れることも多く、居眠りする自分を集中力がないからと責めたり自己嫌悪に苦しんだりする人も多いようです。薬を飲めば完治するといった病気ではありませんが、薬でコントロールできる病気なのだと知ってください。そして1日も早く睡眠障害に詳しい医師にかかりましょう。

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