むずむず脚症候群の症状を改善させる3つの漢方の選び方

足

むずむず脚症候群に悩む方は、同時に辛い睡眠障害となってしまう方も多いようです。むずむず脚症候群の改善方法の一つに漢方治療があります。むずむず脚症候群の原因はまだはっきりしていませんが、鉄分不足などが影響し、神経物質の不足を招いているのではないかと言われています。

西洋医学であれば脳神経を刺激する作用を起こすために投薬での治療になりがちですが、薬には必ず副作用があります。鉄分を積極的に摂るというだけでなく、漢方というより自然な治療法を行うことによって根本的に体質から見直し、安心できる治療をお勧めします。漢方医学のタイプをチェックしながら、むずむず脚症候群の症状を緩和させると言われる漢方の選び方をご紹介しましょう。

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むずむず脚症候群への漢方医学的考え方

漢方薬

むずむず脚症候群への漢方アプローチを行う場合、まずは漢方を正しく選ぶことが必要です。そのためにも、むずむず脚症候群について東洋医学的な見地を理解しておきましょう。多少ややこしく感じるかもしれませんが、キーワードさえ覚えておけば、薬局や医局で相談しやすくなり、自分自身に一番合う漢方を選びやすくなります。漢方は沢山の種類があり、この症状にはこれ…というものではなく、症状やその人の体質によって変わります。

むずむず脚症候群対策として漢方を選ぶとき、キーワードとなる症状のタイプは「風(ふう)」、体質的なタイプは「陰虚」になります。

漢方医学では、症状別に4つのタイプがあります。「風・熱・湿・燥」の4つです。これは症状の原因となる質のタイプで、変化に富んだ症状の風(ふう)、ほてりやイライラなどが起こりやすい熱(ねつ)、水分調整が苦手となる湿(しつ)、体内の水分不足から起こりやすい咳や便秘などの燥(そう)があります。

漢方の場合は、症状のタイプだけでなく、その体質的な面からも判断します。個人の体質や、その症状が出やすい体質のタイプとして、「血虚」「お(やまいだれに於)血」「実熱」「気虚」「気滞」「陰虚」「陽虚」「痰湿」「腎虚」などのタイプがあります。これらは五行と言われる東洋医学的な考え方から派生したものであり、単独の体質ではなく、いくつか混じった体質を持つことが多いようです。ここに、東洋医学の根本的な考え方として「陰陽」が関わってきます。

風のタイプは知覚異常をはじめ、しびれやかゆみ、痙攣などの変化が多い症状を起こすもの、「陰虚」とは陰の気が不足している状態です。人の身体は陰と陽がバランスよくあるはずなのに、陽が多すぎて陰が不足していると起こると考えられているわけです。

気という概念を詳しく理解するのは難しく、一般ではわかりにくいものですが、むずむず脚症候群の改善に向けて、よりよい漢方を選ぶための一つの知識として覚えておいてください。この「風」と「陰虚」という面から、漢方の選び方をお伝えしましょう。

むずむず脚症候群への漢方の選び方

難しい理屈は抜きにして、むずむず脚症候群の漢方選びのキーワードは「風タイプ」の症状と、「陰虚」体質です。ここから、対応する漢方を選んでいきます。漢方とは自然の生薬を利用し、穏やかな効果を期待するものです。西洋医学と違い、効果が出るまでに時間がかかりますが、肉体的に負担の少ない治療法になります。

むずむず脚症候群への漢方対策その1:根本治療としての陰虚内風対策

漢方でむずむず脚症候群改善に取り組む場合は、メインとなる「陰虚」の体質改善からが良いようです。陰虚とは、身体の血液、津液などが不足している状態と言われています。むずむず脚症候群が夜に症状が出やすいのは、陰は夜の時間、陽は日中にあたるからです。陰の不足の状態になると、本来夜の陰が支配するべき時間に、陽が活動してしまい、不要な症状が出てくるようになります。むずむずし、ストレスを感じたり、また手足は冷たいのに、顔がほてると感じたりなど、様々な症状が出ます。

陰虚の対策として、漢方と選ぶのは、代表的な生薬は六味丸。ここから体質に合わせてその他の漢方を選びますが、むずむず脚症候群へのアプローチとしては、六味丸に知母と黄柏を加えた「知柏地黄丸」が良いようです。その他、体質に合わせ「養胃湯」「益胃湯」などもあります。普段からほてりを伴ってむずむず脚症候群が出る方には、「杞菊地黄丸(こぎくじおうがん)」「瀉火補腎丸(しゃかほじんがん)」なども良いようです。普段の食事として、甘酸っぱいものも陰虚への対策になります。

むずむず脚症候群への漢方対策その2:「風(ふう)」を抑える

むずむず脚症候群の症状に当てはまる風のタイプは、手足の痙攣やむずむず感が起こります。風という外的な要因から引き起こしやすい症状という意味で、「風(ふう)」タイプと言われます。ややこしいのですが、陰虚などの体質が大元であり、そこに風タイプに属する症状が出ているという感じです。漢方の場合、最初に陰虚対策を行いながら、風を抑える処方として、「当帰飲子(とうきいんし)」などを使います。西洋医学でも多剤処方があり、風邪をひいたら、抗生物質に咳止めに…と出されますが、漢方でも同じく、それぞれのアプローチを重ねながらの処方になります。ただし、漢方には副作用が全くないわけではありません。合う合わないだけでなく、すでに継続して飲んでいる薬との関係などで副作用が現れる場合があります。購入する薬局などで必ず確認するようにしましょう。

むずむず脚症候群への漢方対策その3:鉄不足による貧血へのアプローチ

むずむず脚症候群の原因の一つに、鉄不足があるのではないかと考えられています。こういった貧血の症状の場合、漢方では「お血」「血虚」などの体質があるのではないかと考えます。もちろん、普段の食事からの鉄分補給を行いながら、より貧血改善を行うための漢方アプローチも行ってみましょう。

「血」が不足していると考えられる「血虚」のタイプは、不安感が多く、眠りが浅いなどの症状が出やすくなります。その場合に対応する漢方は、「婦宝当帰膠」「当帰芍薬散」があります。

もう一つが、「血」のめぐりが悪い「お血」です。このタイプは、肩こりなどの痛みを感じやすく子宮内膜症などの婦人科系症状が出やすくなります。この場合は、「桂枝茯苓丸料」「桃核承気湯」などがあります。

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まとめ

むずむず脚症候群改善のための漢方治療は、大枠として「陰虚」へのアプローチです。しかし、その一つへのアプローチでも沢山の漢方の種類があるのです。漢方を選ぶ際には、沢山の選択肢があることを覚えておきましょう。どうしてもわからなくなったら、薬局で聞くのが一番です。いくつかの漢方を重ねて試すのもよいのですが、まずは自分に当てはまると思われるところから一種類ずつ試すことをお勧めします。むずむず脚症候群の治療は西洋医学でもまだまだ難しいようです。無理なく負担なく、長い目で改善への対策に取り組みましょう。

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