むずむず脚症候群とは何か、早期解決のための4つの自己チェック

足の裏

睡眠と健康との関連性が多く指摘されるようになってきた近々ですが、まだまだ広くは知られていない睡眠に関する病気が実はたくさんあります。その一つに挙げられるのが「むずむず脚症候群」というもので、一見するとあまり重篤な病気には思えない病名ですし、名前の通り、睡眠時に脚がむずむずする症状を伴うものなのですが、この病気が体に及ぼす影響はそれだけではありません。

むずむず脚症候群は日本人の20~50人に1人存在すると推定されており、決して他人事では済まされない割合で起こる病気です。にもかかわらず、一般人にはもちろん、医師の間でもまだあまり知られていない為、自分の症状が病気であると本人が気付いていない場合、病院に行っても医師に理解してもらえないケースも少なくありません。

そこで本記事では、むずむず脚症候群とは一体どんな病気なのか、その具体的な症状や対処法等についてお教えしていき、この病気で悩んでいる方を救いたいというのはもちろん、1人でも多くの方がこの病気について知り、この病気の苦しみを理解することが出来るようになることを目指すものです。

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むずむず脚症候群とは

足

むずむず脚症候群とは、正式にはレストレスレッグズ症候群、略してRLSと言われ、自然治癒はごくまれな、年単位で徐々に進行する慢性疾患です。又、人によって現れる症状が異なることや、正確な原因は未だ不明とされていることから、たとえ自分はRLS症状を患っていると認識できている人でも、まだひどくないからと症状を軽視している人や、どの科を受診すればいいのか分からないでいる人が多くいます。

むずむず脚症候群は神経疾患であると考えられている為、睡眠専門医あるいは神経内科医にかかるのが適切なのですが、主な症状が脚の不快感ということで、整形外科医を訪れる人もいます。先に述べたように、医師でも他の病気と判断してしまうケースがある為、現在は他の病気と区別する為に以下の必須診断基準が設けられています。

  • 下肢の不快感によって、どうしても下肢を動かしたい欲求にかられる。
  • 不快症状が安静にしていると始まる。あるいはひどくなる。
  • 不快症状が脚を動かすことによって改善する。
  • 不快症状が夕方から夜にかけて発症する。又は強くなる。

この4つの診断基準の全てに当てはまれば、むずむず脚症候群の可能性があります。ちなみに下肢の不快感とは脚の表面的な不快感ではなく、より奥深い部分で感じるもので、その具体的な代表例は以下の通りです。

  • むずむずする
  • 火照る
  • 痙攣する
  • チクチクする
  • 痛痒い
  • だるい
  • 虫が這い回るような感覚がある
  • 電流が流れているように感じる
  • かきむしりたくなる
  • ソワソワする

これらの症状によってなかなか寝付けなかったり、寝てもすぐに目が覚めてしまったりして、深い睡眠がとれずに、日中の眠気や疲労感、集中力の低下などに繋がって、日常生活に様々な支障をきたします。これが続けば精神的にも悪影響が及び、抑鬱的になることもまれではありません。交感神経が活発になっていることによって血圧や脈拍数が上がる傾向もあり、心臓や脳血管に関係する病気を発症するリスクも約2倍になります。このことからも、むずむず脚症候群は早期の治療が大切です。

自分で出来る対処法

むずむず脚症候群と診断された場合の病院での対処治療は投薬のみです。又、治療薬として用いられるものには吐き気や突発的な眠気などを引き起こす副作用があり、効果にも個人差があります。ですから、まずは自身の日常生活において、以下のことを実践してみましょう。

1.アルコール・カフェイン・喫煙を避ける

カフェインを含む飲料やお酒、タバコはむずむず脚症候群の原因の一つと考えられているドーパミン(脳内の神経伝達物質)の減少を誘引するとされています。すでに症状が出ている場合には尚更、症状を悪化させますし、睡眠の質自体も悪くなります。ですから特に夕方以降には、これらのものを避けるようにしましょう。

2.適度な運動を心がける

軽いウォーキングやストレッチ、もしくは就寝前にマッサージをすると血流を改善し、筋肉などの感覚の統合が行われやすくなるのではないかと言われています。逆に言えば、運動不足の人はむずむず脚症候群になりやすくなると言えます。

3.食生活を見直す

健康的でバランスの良い食事で、体調を常に良好に保つようにしましょう。特に、むずむず脚症候群の原因である可能性が高いと言われる貧血を予防する為、鉄分不足には注意しましょう。サプリメントを取り入れるというのも良い方法かも知れませんが、鉄分が多く含まれる食材、例えばレバーやほうれん草、あさりやいわしなどを普段から積極的に食べるようにしましょう。

4.集中・熱中できることを見つける

会話やゲーム、音楽を聴くなどとにかく何でも良いので、座っているときなどじっと動作を止めていなければならないときには、自分なりの趣味を用いて、症状から注意をそらす工夫をすると気持ち的にもかなり違ってきます。

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まとめ:むずむず脚症候群は日常生活の質が大きく害される病気

むずむず脚症候群の不快症状は脚を動かすことで一時的に楽になると言われていますが、会議中や公共の乗り物の中などでは自由に脚を動かすことがなかなか難しく、大きな苦痛を感じます。又、頻繁に起こる不快感に気が滅入ってしまうこともあるでしょうし、この病気がまだまだ一般的ではないことから周囲の人に理解されにくく、ただ怠けているだけと誤解を受けてしまったり、病院へ行っても正しい診断・治療が進まないなどのストレスは、私達の想像をはるかに超えて辛いものでしょう。

この記事によってこの病気がもっと広く世の中に知られ、1人でも多く、そして1日でも早く辛い日々から脱却される方が増えますよう願っています。

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