むくみによる体重増加が起こる2つの病気の可能性

フランクフルト

むくみというのは細胞間に水分が多く含まれた状態です。そんなむくみで体重増加がある場合、病気の可能性があります。とはいえ、むくみというのはよくある悩みの一つであり、すべてが病気による原因というわけではありません。人の体は半分以上が水分であり、長時間立ちっぱなしの仕事をしていて足がむくんでしまったりというのはよくあることです。一時的なむくみで、日常的な対策で解消されるようなものであれば、それほど心配をすることはないでしょう。しかし、それが体重増加を招くほどのものであれば、病気の可能性を考え医学的な対処が必要になります。むくみによる体重増加が気になる人のための、ひどいむくみが症状として出る病気についてご紹介しましょう。

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むくみの仕組みと体重増加につながる理由

むくみのある女性

むくみというのが水分の影響であることはよく知られています。しかし、一般にはむくみの対処法として、単純に水を飲むのを控えたり、逆にたくさん水を飲んで流してしまえばいいのではないか、と考える人も少なくありません。むくみというのは、単に飲んだ水が溜まっていくといったものではなく、細胞間にしみこんでしまう水分の調整ができていないという状態なのです。体には常に一定を保とうとするホメオスターシス(生体恒常性)があるため、細胞内の水分も常に調整されています。一時的なむくみが解消されるのは、体内で血管中の水分量を調整するタンパク質が働き、元に戻そうとするからです。しかし、体重増加につながるほどのむくみは、そのような調整ができない状態にあります。大量の水分を体に蓄えた状態であり、それだけでかなり体にとっては負担になっています。また、むくみはその他の代謝不良によるものも考えられるため、むくみそのもので体重増加するというよりも、むくみと同時に体重増加しやすい傾向にあるとも考えられるのです。

私たちの体は、外から栄養や酸素を取り入れ、老廃物を排泄しながらその働きを一定に保っています。体重増加が起こるほどのむくみというのは、取り入れたものがうまく活用されておらず、同時に老廃物の排泄がうまくいっていない、非常に滞った状態です。この状態になってしまうのは排泄機能をつかさどる内臓に問題があるか、血液中の浸透圧低下につながるようなタンパク質の不足が起こっています。このような状態を作ってしまう病気の症状として、むくみや体重増加が起こっているのです。

むくみと体重増加が起こる2つの病気

朝のむくみが昼過ぎに取れるようであれば問題ありませんが、そのひどいむくみが一日中続き、体重増加やだるさなどの体調不良を感じたら病気の可能性があります。むくみや体重増加といった症状がある病気はさまざまありますが、その中でも疾患者の多い病気をご紹介いたしましょう。

ネフローゼ症候群…顔や下半身のむくみと急激な体重増加

むくみと急激な体重増加が起こる病気としてよく知られるのが腎臓疾患です。その中でも、ネフローゼ症候群は現在増え続けている疾患であり、子供から30代までの働き盛りの世代に出やすい疾患です。関連性ははっきりしていませんが、疾患者にはアレルギー体質の人が多いようです。

ネフローゼ症候群になる人は、それ以前からむくみに悩んでいる人もいらっしゃいます。体重増加などの別の症状が出始めることで初めて病院での診察に至るようです。発症するまでは寝起きのむくみがあるが、午前中のうちには解消するなどむくみが日常化されてしまっています。しかし、そうしたむくみが、徐々に解消されなくなり、むくみが全身に広がります。体重増加とともに、尿の量が減り、食欲の低下が起こります。ひどい場合には、腹水がたまるなどかなり辛い症状が出ます。

ネフローゼ症候群は、腎臓機能が低下し、血液中のタンパク質を尿で排泄してしまいます。そのため、水分をコントロールするべきタンパク質が不足して、どんどんむくんでしまうのです。さらに排泄機能が追い付いていないため、ほっておくと増悪してしまいます。

ネフローゼ症候群は、慢性腎炎や、膠原病、糖尿病などと合併することが多く、1日に3.5g以上のタンパクが尿にでてしまいます。こうなると、むくみだけでなく、体を作るために必要なタンパク質も不足するため、免疫力が低下し、最悪の場合死に至るのです。

ネフローゼ症候群は、まぶたや顔のむくみからはじまります。むくみは立ち仕事などによって足などにでやすいのですが、顔がむくみやすいというのは強い不調のサインといえます。体重増加までいかなくとも、なんとなく元気がない、顔が腫れぼったいと感じるほどむくんでいる場合は、一度診察を受けることをお勧めします。

お酒を飲んで翌朝顔がむくんでしまうのは、アルコールの多飲で尿量が増え、体内のタンパク質が不足してしまったり、お酒の中に含まれる糖質が代謝されたことで細胞内の水分が増えるためです。飲酒が続いて連日顔がむくんでいると、ネフローゼ症候群にも気が付きにくくなります。できるだけ休刊日を作り、代謝のバランスを整える一日を作りましょう。

慢性甲状腺炎・甲状腺低下症…張りのあるむくみと代謝低下による体重増加

甲状腺というのは、ホルモンを分泌するもので喉のところにあります。体内の代謝を促進させ、神経や活動の調整を行っています。この甲状腺に異常が起こると、むくみや体重増加などの症状が出てきます。甲状腺ホルモンの分泌が低下すると、それだけで代謝の低下が起こってしまいます。血管から細胞へ流れる栄養分の調整が不安定になり、同時に、リンパ管の流れも滞りやすくなります。軽い慢性甲状腺炎の場合は、むくみよりも喉が腫れているように感じることが多く、張りのあるむくみのため、むくみではなく単なる肥満だと思う人もいるようです。そのため、病気に気が付きにくくその他の症状が起きてから診断へ向かう人が多いようです。

甲状腺に異常が起きてむくみや体重増加が起こる人は、喉の不調を感じるところからはじまります。甲状腺が多少腫れていても、他の症状が出ない場合もあります。甲状腺低下症によってホルモン分泌が低下すると、むくみや体重増加とともに、疲れやすい、便秘や冷え性になる、食欲の低下などの症状が出ます。女性に多い病気ですが、どの症状も女性にありがちな不定愁訴を表すために、気が付きにくいのです。むくみが解消されず、年々体重増加が起こっているような場合は、一度診断を受けることをお勧めします。

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まとめ:むくみは不調のサイン

むくみで悩む人は多いのですが、日常の不定愁訴の一つとして軽く考える人も少なくありません。むくみや体重増加がすべて病気が原因というわけではありませんが、可能性として考える必要があります。むくみだけでなく、体重増加まで引き起こしてしまうような状態になったら、一度診断を受けてみましょう。むくみは軽いものでも代謝が滞った体調不良のサインです。生活を見直し、むくみのない生活を心がけることで、病気のリスクも軽減させるようにしましょう。

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