水分摂り過ぎでもないのに顔がむくむ!甲状腺疾患のむくみを知ろう

むくみのある足

 

朝起きたら顔がむくんでいるってことありませんか。前日に水分や塩分を摂り過ぎた、とかお酒を飲み過ぎた、とか思い当たることがあると思います。しかし、何も原因らしきことをしていないのに顔がむくむのは危険なサインです。もしかしたら、甲状腺の病気かもしれません。

こちらでは、甲状腺の病気によるむくみについてご紹介します。

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そもそも「むくみ」とは

むくみの起こる仕組み

顔のむくみをとる女性

人の体重の約2/3は水が占めています。その水の多くは細胞の中にありますが、血液にも含まれ、細胞と細胞の間のクッションとなる組織にも組織液として含まれています。これらの水は身体の調整機構によって、それぞれ一定に保たれています。ところが、何かの病気で血管の圧が非常に高くなったり、血液成分が変化して浸透圧が低くなったり、血管が痛んで弱くなったりすると、血管から水分が漏れ出て組織液が異常に増えることがあります。それが、むくみという症状として現れるのです。

むくみの原因

むくみのすべてが病気から起こるというわけではありません。例えば、一日中立ち仕事をしていたり長時間同じ姿勢を続けていたりして、足がむくむのは、健康な人でもよく起こること。これは重力によって水が下の方へと集まったためであり、身体の中で組織液の分布が変わっただけで、組織液が増えたわけではありません。時間がたてば自然に治る、心配の無いむくみです。
  
それでは、悪いむくみとはどのようなものでしょうか。体重の増加を伴ったむくみ、むくみの原因に心当たりが無いのに、いつもむくんでいるという場合は要注意です。何か病気が潜んでいる場合があります。

顔がむくむ

  • 特に目の回り:慢性甲状腺炎
  • 特にまぶた:急性糸球体腎炎
  • まぶた 顔 頭部:上大静脈症候群

顔と下半身

まぶた 足のすね 尿の量が減った:ネフローゼ症候群 

下半身

  • 腹が張っている 食欲不振 倦怠感:肝硬変
  • 足の圧迫感 痛み  静脈瘤:血栓性静脈炎

下半身を中心に全身

  • 息切れ 動悸 疲労感 食欲不振など:貧血、うっ血性心不全
  • 月経前の周期的なむくみ:月経前浮腫
  • 特発性浮腫(水分、塩分の摂り過ぎによるもの)

むくみのある甲状腺の病気

橋本病とは

橋本病では、首が太くなって見えることがよくあります。これは甲状腺がはれて大きくなっているためです。橋本病の場合は、このはれ(甲状腺腫)が診断の糸口になることが少なくありません。甲状腺機能低下の症状には、次のようなものがあります。

むくみ
むくみは、甲状腺機能低下症のおもな症状です。「粘液水腫」とも呼ばれ、水っぽい感じはなく、圧迫してへこませても元に戻るのが特徴です。朝起きたときに手や顔がこわばる感じがします。さらに顔のむくみがひどいと、まぶたがむくんで、唇が厚くなり、舌が大きくなることもあります。また、粘膜もむくむことがあり、喉頭にむくみがくると声がしわがれて低くなります。

皮膚の乾燥
皮膚の表面が乾燥してカサカサし、細かい粉がふいたようになります。これに貧血が加わると、皮膚が蒼白に見えたりします。

寒がりになる
新陳代謝が低下し、全身の熱の産生が減るため、寒さに弱くなります。夏でも暑さをあまり感じず、汗をかきません。

食欲がないのに体重が増える
食欲がなくなり、食べる量が少なくなりますが、新陳代謝が低下してカロリーの消費が減っているため、またむくみのために、体重は減らずにむしろ増えます。また胃腸の働きが悪くなるため、お腹がはって便秘をします。

脈がゆっくり静かになる
心臓の動きがゆっくり静かになり、脈を触れると数が少なく、弱く感じられます。心臓を包む袋に水がたまったりするため、心臓が大きくなります。

無気力になり頭の回転が鈍くなる
ものごとに対する意欲・気力がなくなり、忘れっぽくなったり、行動的ではなくなったりします。どこでもすぐ居眠りをするようになります。話をする時に口がもつれたり、ゆっくりしたしゃべり方になります。

月経や妊娠等の異常
月経の量が多くなったり、長く続くことがあります。治療しないでいると、妊娠しても流産しやすくなる人もいます。

バゼドウ病とは

甲状腺ホルモンが過剰に作られる病気であり、甲状腺機能亢進症を発症する代表的な病気です。

むくみ

昔からバセドウ病では、次の3つの症状が代表的な症状とされています。
甲状腺腫
甲状腺全体がそのままの形ではれる「びまん性甲状腺腫」です。くびの前面が全体的にふくらみ、くびが太くなったように見えます。

眼球突出
橋本病のように体はむくみません。まぶたが厚くむくむことがあります。バセドウ病は眼の出る病気といわれますが、眼球突出は実際にはそう多い症状ではなく、上のまぶたがはれたり、まぶたが上の方に引っ張られるため目が大きくなったように見えることがあります。

動悸など、甲状腺ホルモンの過剰によって起こる症状
甲状腺ホルモンは、体の新陳代謝を異常に活発にするホルモンです。とにかく疲れやすくなります。甲状腺の機能亢進による症状の代表的な症状が動悸、息切れです。 他に多い症状は、手足や体のふるえです。食べているのにやせてくるというのもあります。また精神的にも不安定になり、落ち着きがないといった症状が現れます

まとめ:甲状腺の病気によるむくみを知ろう

一般的なむくみは、原因は様々ですが一時的なものです。むくみが長引き、乾燥がひどい場合は、甲状腺の病気、橋本病かもしれません。おさらいしておきましょう。

橋本病の症状

  • むくみが圧迫してへこませても元に戻る
  • 皮膚の乾燥
  • 寒がりになる
  • 食欲がないのに体重が増える
  • 脈がゆっくり静かになる
  • 無気力になり頭の回転が鈍くなる
  • 月経や妊娠等の異常

橋本病とは逆に甲状腺機能が活発になるパセドウ病もまぶたにむくみが出ることがあります。どちらも放置しておくと危険な病気です。気になる方、一度医師の診察を受けてみることをおすすめします。

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