長引く咳は放っておかない!風邪が治っても長引く咳の6つの原因

風邪の男

風邪が治っても咳だけが長引く、いつまでたっても咳が収まらないといった症状にお悩みではありませんか。

咳といっても、風邪が治っても身体は辛くないのに咳だけが出続ける、鼻水と咳が止まらない、咳が酷くて眠れない、痰がからんだ咳が出るなど症状も様々です。

風邪が治ってもしつこく残る咳は、もしかしたらある病気のサインかもしれません。

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風邪の後に長引く咳の原因とは

咳する女性

風邪をひいた後に長引く咳には6つの病気が隠れているのです。これからこの6つの病気を紹介していきたいと思います。自分に当てはまるものはないかチェックして行きましょう。

風邪の後、長引く咳の原因:①咳ぜんそく

症状
一ヶ月以上痰の絡まない乾いた咳が続きます。女性に多く、ぜんそくにみられるゼイゼイ、ヒューヒューといった呼吸音や発熱、痰などの症状はほとんど出ないのが特徴です。横になると咳が酷くなり不眠の原因にもなります。

咳ぜんそくとは
冷気・タバコの煙・香水の香りなど様々な刺激によって気管支が過敏に反応し、咳の発作が起きることです。緊張が原因となり咳が出ることもあります。気管支の慢性的な炎症により30%の方がぜんそくに悪化すると言われています。

治療薬
咳ぜんそくには風邪薬や抗生物質、咳止めはほとんど効果がありません。気管支拡張薬や吸入ステロイドで強い発作をとめ、症状が治まってきたら副作用の心配の少ない吸入ステロイド剤を使用します。また、抗アレルギー剤を使用することもあります。

風邪の後、長引く咳の原因:②アトピー咳嗽

症状
咳ぜんそくと同じような呼吸困難を伴わない乾いた咳が続きます。ぜんそくのような呼吸困難は起こらず、慢性的な咳だけが症状となり出てきます。

アトピー咳嗽とは
咳ぜんそくと同じく、様々な刺激によって気管支が炎症し咳が出ます。咳ぜんそくと異なる点は、咳ぜんそくに有効とされる気管支拡張剤が効かないところです。

治療薬
ぜんそくとは症状は同じですが気管支拡張剤の効果がみられません。アトピー咳嗽には抗アレルギー薬を使用します。ヒスタミンH1拮抗薬、吸入ステロイド薬を使用します。

風邪の後、長引く咳の原因:③副鼻腔気管支症候群

症状
咳、痰、息切れなどの気管支炎の症状と鼻づまり、鼻水、嗅覚障害などの鼻の症状が現れます。どろっとした痰が大量に出ることが特徴です。

副鼻腔気管支症候群とは
気道全体の粘膜がなんらかの性質により慢性の炎症をおこすとされています。また、口呼吸のため本来鼻で調整されて入ってくるべき空気をそのまま吸入するため、刺激となり気管支に炎症が現れるとも言われています。

治療薬
軽症であれば気道粘液修復薬、気道粘膜潤滑薬を使用します。中程度以上ならマクロライド系抗菌剤を長期服用することで病状の軽減が図れます。

風邪の後、長引く咳の原因:④気管支炎

症状
最初は乾いた咳が出るが、しだいに痰の混じった湿った咳に変わります。夜間にゼイゼイといった呼吸困難や息切れ、全身倦怠感も伴います。

気管支炎とは
約90日程度で症状が治まる急性気管支炎と2年以上咳などの症状が続く慢性気管支炎の2種類があると言われています。

急性気管支炎は、気管支の粘膜にインフルエンザやアデノウイルスなどのウイルス感染が広がり、炎症を起こす病気です。気管支の上気道炎は咳や鼻水など、下気道炎になれば発熱などの症状も見られます。

慢性気管支炎はCOPD(慢性閉塞性肺疾患)とも呼ばれ、朝起きてから1日中粘り気のある痰がでます。近年患者数の増加が問題視されている疾患です。この病気の原因は特定されていませんが、大気汚染、鼻疾患からの合併症、気管支炎や喫煙が原因とも言われています。また、喫煙に関しては、喫煙者の15~20%がCOPDになるという研究結果がでています。

治療薬
気管支炎を起こす原因はマイコプラズマウイルスが多いと言われています。マクロライド系などの抗菌薬と、咳が酷い場合は強めの咳止め薬を用います。COPDと診断された場合は喫煙や空気の悪いところを控えるといった対策もとられます。

風邪の後、長引く咳の原因:⑤肺炎

症状
38度以上の高熱、倦怠感などが現れます。また、胸が苦しい、胸が痛むなどの症状があり、非定型肺炎のときは乾いた咳、細菌性肺炎のときは痰の絡んだ湿った咳が出ます。

肺炎とは
通常は体内には防御機能が働くためウイルスや細菌が肺に入ることはないのですが、体力や抵抗力が落ちているときには細菌やウイルスが肺に感染して炎症を引き起こすことがあります。日本人の死亡原因の上位にあり、体力のない高齢の方などは早期治療が望まれます。

治療薬
肺のウイルス等を死滅させるため抗菌剤の服用が必要です。他にも症状を和らげる咳止め薬や息苦しさの解消のための気管支拡張剤などが処方されます。

風邪の後、長引く咳の原因:⑥肺ガン

症状
咳と痰が長い期間続き、赤やピンク、赤黒い色の痰が出ることがあります。酷くなると胸の痛み、しわがれ声、首や顔の腫れが出現します。

肺ガンとは
肺ガンは肺から発生するがんのことを指します。大きく分けると小細胞肺ガンと非小細胞肺ガンに分けられます。なかなか症状の表れにくい病気で、早期の発見が難しいとされており、健康診断等で発覚することも多いと言われています。

小細胞肺ガン
細胞が小さく丸く見える肺ガンのことを指します。急速に成長し、他の期間にひろがりやすいとされています。

非小細胞肺ガン
扁平上皮ガン、腺ガン、大細胞ガンに分けられます。小細胞肺ガンより頻度が多く、通常はゆっくりと成長します。

治療薬
手術によりガンを取り去る、体内のガン細胞を死滅させるための抗ガン剤、放射線治療など様々な治療を組合せ、症状を軽減します。タバコや空気汚染なども原因と考えられていますので、それらの環境を排除することも必要とされています。

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まとめ:長引く咳はまず病院へ!

ここまでで風邪が治っても咳が長引くときに考えられる病気を6つまとめてみました。病気によって対処法は様々です。自己判断せずにまずは病院で診察を受けましょう。長引く咳が気になったときにすることをまとめてみました。

  • 病院へ行って診察を受ける
  • 指定された薬をきちんと飲む
  • タバコは控える
  • しっかりと休養と栄養をとる
  • それでも治らないようなら医師に相談する

診察を受けた後は、自宅でしっかりと休養をとり、治療に努めましょう。適切な対処が早期の治療に繋がります。本記事が長引く咳で悩んでいる皆様のお役に立てれば幸いです。

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