平成26年保険適応!花粉症の治療法「舌下免疫療法」とは

花粉症の女性

「頭が痛くてぼんやりする」「鼻水が止まらない…」花粉の季節は花粉症を持つ人にとって憂鬱な季節です。花粉症のせいでやる気がおこらずに仕事に身が入らなくなることもあるでしょう。そんな花粉症対策に朗報です。

平成26年4月よりスギ花粉症治療の「舌下免疫療法」が保険適応になります。

舌下免疫療法は、今まででも花粉症対策として特定の病院で行われてきました。しかし、保険が適応されないために気楽に受けられるものではありませんでした。そんな中、今年の4月には舌下免疫療法が保険対応に、鳥居薬品開発のスギ花粉舌下液「シダトレン」が保険適応を受け、今年の6月に販売予定となります。

そこで本記事では、花粉症対策としての舌下免疫療法についてご紹介していきます。今まで花粉症で苦しんできた方は、ぜひ本記事を読み、あなたを苦しめる花粉症の対策に舌下免疫療法を検討してみてはいかがでしょうか。

スポンサーリンク

花粉症とは

花

これからの季節、多くの人が悩むのが花粉症。花粉症は誰の身にも突然おこりえる症状です。花粉症は、植物の花粉が目や鼻などの粘膜に付着し、過剰反応をおこすことです。

症状としては、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみが大きなものですが、人によっては下痢、吐き気などの消化器症状やアトピー性皮膚炎、頭痛や微熱を伴うこともあります。

免疫療法とは

花粉症を治療するには、症状を抑える「対処療法」と、花粉症そのものを治す「根治療法」があります。市販薬や病院の薬を使う治療は対処療法で、根治療法に該当するものが減感作療法と呼ばれ、アレルゲン物質を少しずつ摂取することで体質を変える、免疫治療です。

免疫療法は現在唯一の花粉症を治す治療法といわれています。免疫療法を行った全員に効くわけではありませんが、治療者の2~3割が治療に成功し、7~8割が症状の緩和を感じている効果の高い治療法です。

今までスギ花粉対策として国に認可されていたのは、「注射」によって花粉を摂取する方法です。低濃度のスギ花粉を含んだ液を3年ほど注射し続けます。注射の間隔は少しずつあいていき、最終的には1ヶ月に1回程度になりますが、それまで根気よく続ける必要があります。

しかし、注射による療法は、注射の痛みや通院の大変さから敬遠されがちでした。そこで、注射以外で何か方法がないかと研究された結果、舌下法が見つかったのです。

舌下免疫療法とは

舌下免疫療法というのは文字のとおり、舌の下にスギ花粉を含むエキスを滴下することです。舌下にエキスを数分保持している間に、毛細血管よりスギ花粉が体内にとりこまれ、段々と体質を変えていきます。なお、実際の治療では液を保持することが難しいため、パンくずにエキスを垂らして舌下に置いておくようです。

この治療を、最初の1ヶ月は毎日、その後は花粉飛散時期が過ぎるまで週1回行います。月に1回程度の通院は必要ですが、治療自体は家で行えます。

舌下免疫療法の注意点

このように大変便利な舌下免疫療法ですが、注意しなくてはいけないことが5つあります。

①対応しているのはスギ花粉のみ
日本で免疫療法ができるのは、スギ花粉のみです。ブタクサ、ヨモギ、ダニやほこりなど花粉症には対応していません。ただし、日本の花粉症の8割がスギ花粉によるものなので試してみる価値はあるでしょう。

②治療期間が長い
舌下法も注射法と同じく、3~5年かかる治療です。効果をすぐに感じたとしても3年は続ける必要があります。しかし、毎年のつらい症状がなくなると考えると、耐えられる期間ではないでしょうか。

③ステロイド飲用薬は使えない
ステロイドは免疫機能を減らす効果があります。免疫の力を使った舌下免疫療法できちんと効果を出すには、ステロイドの飲用を控える必要があります。ただし、全身に作用しない点眼薬や点鼻薬、ステロイド以外の治療薬は併用可能です。症状がつらいときには適切に薬を使用しましょう。

④副作用がある
舌下法で使用している薬は注射と同じものなので、まれにぜんそくや咳などの副作用が出る可能性があります。しかし、海外の試験では注射法より副作用が少なく、安全性が高いといわれています。ヨーロッパでは、注射法よりも舌下法を積極的にとりいれている地域もあるようです。

⑤妊娠中や小さな子どもは使えない
妊娠中、妊娠の可能性のある方や6歳未満の子ども、注射などの免疫療法の経験のある方、重篤な疾患のある方は利用できません。しかし、それ以外の方は治療が可能です。気になるようなら一度医師に相談してみてはどうでしょうか。

花粉症は治せる!  舌下免疫療法がわかる本
大久保 公裕
日本経済新聞出版社
売り上げランキング: 2,244

まとめ:花粉症の舌下免疫療法はこれから

ここまでで舌下免疫療法についてご紹介してきました。舌下免疫療法が保険適応になるのは平成26年4月の予定です。これからの治療法のため、舌下免疫療法に対応できる病院は多くはありません。

しかし、もし、スギ花粉の舌下免疫療法が多くの場所で行われるようになれば、スギ以外のアレルゲンにも対応した研究が進められ、舌下療法が様々なアレルギー対策に使われるようになるかもしれません。

まだまだ研究の余地がある舌下免疫療法ですが、今までは高価で手が出せなかった人や今までの花粉症対策に不満を持っている人にとっては、大きな選択肢のひとつとなるのではないでしょうか。

スポンサーリンク

iGotitに「いいね!」をください

iGotitはあらゆる「ハウツー」を発信する新しいメディアです。今までのどのメディアよりも、あなたが「なるほど」と思える質の高い情報を発信していきます。
いいね!を押して、iGotitを応援してください!

Twitterでフォローしてください

iGotitの注目記事の更新情報はTwitterにてお届けいたします。是非iGotitのTwitterアカウントをフォローして頂き、あなたの生活を豊かにする情報を手に入れて下さい。

Comment