花粉症で小青竜湯が効かない場合に考えられる3つの理由

漢方

花粉症で辛い症状の一つが鼻水や鼻づまりではないでしょうか。花粉症で鼻が詰まり息苦しくなってしまう人に効果があると言われる漢方の一つに「小青竜湯」があります。漢方は自然の薬であるために、安全性が高く、一度は試してみたい治療方法の一つです。

花粉症の中でも鼻水がひどいという人におすすめの「小青竜湯」にはどんな効果があるのか、また効かない場合はどんな理由があるのかなどご紹介しましょう。

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花粉症に効く?「小青竜湯」とは

漢方薬

花粉症は様々な症状があり、くしゃみや目のかゆみ、鼻づまりやむくみなどが起こります。これはアレルギー反応と同じであり、花粉が鼻や目の粘膜につくことによって、自身の免疫機構による過剰反応がそれらの症状を起こしています。こうした症状の中でも、特に目立つものが鼻水、鼻づまりです。花粉症による鼻炎に効果があると言われるのが「小青竜湯」という漢方です。

「小青竜湯」は、西洋薬と異なり、咳を鎮める、鼻水を止める、というものではありません。いくつかの効果が期待されるうち、花粉症の症状のタイプにも合致して効果が期待できる、というものです。そのため、花粉症だけでなく、花粉症以外のアレルギー鼻炎や、風邪による鼻水などにも有効な漢方になります。花粉症に良いと言われる理由は、咳やアレルギー症状をおさえる「半夏」や「五味子」「細辛」などを含むことがあげられます。また、漢方をはじめ東洋医学の考え方の基礎となる陰陽五行は、内容だけでなく、色や季節との関わりも重視されます。青は春に通じ、春に起こりやすい花粉症にも対応すると考えられています。

「小青竜湯」の効果とは

小青竜湯は、あまり虚弱体質の人には向かない漢方で、水のような鼻水といったアレルギー性鼻炎の対策に使われます。鼻水だけでなく、水っぽい痰で、泡立つようなものが出る場合に有効です。喘息のようなひどい咳や冷えを感じる人に特にお勧めで、発汗作用があり、体内の熱を放出させる働きがあります。西洋医学的には、気管支の拡張から、抗アレルギー作用、抗炎症作用が認められるものです。花粉症の場合でも、鼻づまりなどの症状に対し内側から代謝を高め根本的な治療を行うものです。

「小青竜湯」の副作用

漢方は自然な治療法であり副作用がないと思われがちですが、飲み合わせや摂取量によっては副作用が起こりやすくなります。小青竜湯には、「麻黄」という交感神経を刺激するエフェドリン類が含まれます。「麻黄」が起こす交感神経への刺激は、血管を収縮させ動悸を起こす場合があります。心臓や血管への負担が考えられるため、高血圧や心臓病、脳卒中などの既往歴がある方は副作用が出やすく、注意が必要です。また、同様に、甲状腺機能亢進症がある場合、小青竜湯で症状が悪化する場合がありますので注意しましょう。

花粉症で小青竜湯が効かない3つの理由とは

花粉症対策がしたいと近くの薬局で相談して勧められることが多い「小青竜湯」。また、一般の病院でも治療薬として処方するところも増えています。しかし、人によっては全く効果を感じない、もしくは、理由はわからないけれど飲むことに不快感を感じる、という人もいらっしゃいます。これは、小青竜湯が効かないというよりも、その人のタイプや体質、習慣にマッチしていないという可能性があります。では、効かない理由とは何なのでしょうか。大きく3つご紹介します。

花粉症で小青竜湯が効かない理由その1:症状のタイプにマッチしていない

小青竜湯の症状タイプは、水っぽい鼻水、水っぽい痰、胃腸の動きが悪く胃に水がたまる感じがする、気管支のむくみ(ぜんそく症状)、鼻粘膜のむくみ(花粉症などの鼻水)や目のむくみなどが起こりやすい、水分のバランスが悪い状態に効果があるとされています。水分が必要な場所にきちんと流れない、代謝が低下しているという「水毒」のタイプの人に向いています。

どちらかというと、粘り気のある鼻水に黄色い痰がでる。むくみというより、喉の乾燥がつらいという人には逆効果になる場合があります。乾燥しすぎてしまい、今度は乾いた咳がでてしまいます。

同じ鼻水や痰でも、その質によって漢方の効果は全く異なります。喉が乾燥しているといった症状であれば、小青竜湯はマッチしていません。この場合は、「麦門冬湯」などの潤いを保つ漢方を選ぶことをお勧めします。

花粉症で小青竜湯が効かない理由その2:何かと飲み合わせをして悪影響を起こしている

小青竜湯の副作用としてもお伝えしましたが、小青竜湯のメインとなる生薬に「麻黄」が含まれます。これは交感神経を刺激するものですが、日常の中でも交感神経を刺激する食品や薬は他にもたくさんあります。例えば、カフェインを多く含む栄養ドリンクを小青竜湯と一緒に飲むと、動悸が起きる可能性があります。もちろん、漢方である小青竜湯だけであればソフトなものですが、花粉症がつらいからといって、一緒に栄養ドリンクを飲んでみたり、何となく風邪薬も一緒に飲んでしまうようなことをすれば、小青竜湯の効果が下がってしまいます。

他にも、小青竜湯には、甘草を含むため、同じく甘草を含む葛根湯とは飲み合わせが良くありません。一つの漢方には複雑な機構があり、それだけで調整を行うものとなっています。プラスして効果が高くなるものもありますが、これも体質がありますので自己判断は避けた方が良いかもしれません。

花粉症で小青竜湯が効かない理由その3:栄養不足などで漢方を使える身体ではない

花粉症の治療や漢方の種類に限らず、栄養不足があったり、腸内環境が悪い方は、薬の効果が出ない場合があります。こういうタイプの方は、インフルエンザの予防接種をしても、効果が出ない場合があります。栄養不足だと、血液中にある薬を運ぶ働きも低下してしまいます。どんなに効果があるものを摂っても、必要な患部に届かないために効果が出ないということになります。腸内環境の状態が悪い場合も同じく、小青竜湯が合う体質であっても吸収しなければ意味がありません。日常生活の中でも、薬が効きやすい身体を作っておく必要があるということも覚えておきましょう。

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まとめ

花粉症といえば小青竜湯が良いと言われますが、使ってみたところ効果がないと感じる人も少なくありません。ほとんどの場合は、小青竜湯で効果を感じる場合が多いのですが、長期間飲んでいるうちに、自分自身の体調が変化して、効果が薄れたり、副作用が出やすくなることもあります。できれば漢方の専門医のアドバイスをもらいながら利用することをお勧めします。

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