サナダムシで花粉症を治すことはできるのか

むし

世の中には様々な花粉症対策やダイエット方法というものがありますが、その中でも特異中の特異な方法というものにはお腹に寄生虫を飼うというものがあります。

考えただけでもゾッとしますが、現にこれを実践している人たちがいるというのですから驚きです。特にその代表と言われる寄生虫にはサナダムシなどがいますが、果たしてこのような方法で本当に花粉症対策になるのでしょうか?

今回はその驚くべき方法と果たして現実味のあることなのかどうかについて見ていきたいと思います。

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サナダムシって何?

では、最初にサナダムシとはどんなものかについて見ていきましょう。

サナダムシが寄生する理由

風景

日本の現代社会においての生活環境はとても衛生的で抗菌・殺菌のものが世の中にあふれていますが、そんな日本もほんの数十年前までは未だ発展途上国とも言われていない他の国とあまり変わりませんでした。

その生活環境を見ていくと、河川で水遊びをしたり野山で駆け回ったり海に入ってそのままの格好で寝転んだり。現在でもそのようなレジャーはありますが、衛生的かそうでないかという視点で見ると非衛生的だったと言っても決して過言ではありません。

また、食べ物を見ても現代のように農薬を使う事もあまりなかったでしょうし、水道の水も今のように消毒されたものを口にするという事は少なかったことでしょう。

このような環境であった所為もあり、この時代の人の体には強い免疫能力があったと言われています。その要因として挙げられるのが、人の体に寄生していたバクテリアや細菌、ウィルス、寄生虫の存在です。

日常生活でこれらの要因と関わり合うことで人の体は必然的に免疫能力が強化され、また自然治癒力も現代人よりはるかに高かったと言われています。

サナダムシが人体に寄生する場合その規制場所は腸内です。寄生と言ってもその生態は人体に悪影響を及ぼすほどのものではなく、人が食べた栄養分のほんのわずかを食料として寄生します。

ウィルスや細菌などのように人体の細胞などを食料にすることはありませんので、サナダムシに寄生されることで病気になったり死に至ったりという事はなかったようです。

現代に比べて非衛生な環境面によって、当時の日本人の殆どの人がサナダムシに寄生されていたという事もわかっています。かといって当時の人たちが特別何か問題があったかというと、決してそうではないという事をまず理解していただきたいと思います。

サナダムシの人体への影響は?

サナダムシに寄生されることで人体に及ぼす影響というのは未だに明確なことが解明されていないようですが、サナダムシが分泌する成分の中にはアレルギー反応に対する抑制力があるものもあるという事はわかっています。

また、人が補給した栄養の一部を吸収するためにダイエット方法としてサナダムシをわざと体に寄生させたというケースもありますが、医学的には賛否両論が唱えられています。

サナダムシが必要とする栄養素は限りがありますから、もしその栄養素が不足している人がサナダムシに寄生されてしまうと栄養失調の症状が起きることは言うまでもありません。

サナダムシが寄生することで人体が受ける影響は、人によっていい傾向がある場合もあればそうでない場合も考えられるという事が言えます。

サナダムシで花粉症は改善できるのか?

では、サナダムシが体内に寄生することで花粉症を改善することは本当に可能かどうかについて見ていきましょう。

サナダムシの分泌成分とは

花粉症にかかってアレルギー反応を起こしている時、人体には抗原に対して免疫力を発揮する成分があります。この抗原を排除しようとする働きを持つのがIgE抗体というものですが、花粉症や特定のウィルスなどに対してのみその働きを示すものがあり、これを非特定IgE抗体と言います。

サナダムシなどの寄生虫が分泌する成分には、この非特定IgE抗体の生成を促す成分が含まれているため、サナダムシを規制すると花粉症の症状が治まるという事が言われています。

サナダムシが現代人に寄生する可能性は

仮にサナダムシが花粉症に対して効果があると考えて、ではどのようにしてサナダムシを規制させるかという問題が出てきます。

ムシを飲み込めばそれだけで寄生すると考えるのはあまりにも安易な考えで、そのような規制方法をとっても胃などの消化液によってあっという間にサナダムシは死んでしまいます。

では、昔の人たちは一体どのようにしてサナダムシに寄生されていたのでしょうか?

現代の食品にはいろんな農薬や防腐剤などが使われているという事は先述の通りですが、加えて食品の保存方法もその頃とは随分違っています。冷凍されたり加熱処理された時点で着せの可能性はなくなりますし、農薬などにもとても弱いものです。

昔の人の場合、とってきた魚をそのままさばいて口にすることが多かったのでしょう。通常の寄生経路はやはりお魚です。

特に鮭や鱒などの魚が挙げられますが、それもそのお魚が食したミジンコなどがすでにサナダムシの卵を有していないと寄生することはありません。さらにそのミジンコがサナダムシの卵を抱えている可能性を考えると天文学的な割合になります。

つまり、人為的に食べ物に寄生させでもしない限り、サナダムシを体内に寄生させることは不可能に近いことだという事が言えます。また、人為的に寄生を試みたところで、その確率もそれほど高くはないという事が言われています。

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まとめ:花粉症対策はサナダムシより現実的な方法で

決してサナダムシを規制させることが効果がないとは言えませんし、実際に科学的にも分泌物が花粉症の症状を緩和するという事もわかっています。

しかしながら、サナダムシを体内に寄生させることの方が非現実的だという事もわかりました。辛い花粉症で悩む方にとってはその症状を何とかできるならどんなことでもやるという人も中にはいらっしゃるでしょうが、できればもっと現実的な方法で花粉症対策を進めることが望ましいと言えるでしょう。

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