花粉症の予防・治療におすすめの漢方薬の種類

漢方

花粉症に対しては漢方薬を用いることも効果的と言えます。花粉症治療といえば、薬局や内科などで処方される西洋医学的な薬の服用や目薬の利用などが主として思い浮かぶのではないかと思います。

しかし、漢方薬の中にも高い花粉症治療効果があるものもあり、漢方薬を利用することで花粉症を改善することも可能です。また、漢方医学(東洋医学)では花粉症を非常に独特なものと捉えている点も興味深い点ということができます。

本稿では花粉症に対する漢方薬治療についてまとめています。

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花粉症と東洋医学・漢方

花粉症の女性

花粉症とは、一般(西洋医学)には、以下のように把握されています。
つまり、体外からの花粉という異物に対して体内では抗体(IgE抗体と呼ばれます)が生成されます。その後、再び花粉が体内に入ってきた場合には、作られた抗体が異物を排除するための化学物質(ヒスタミン)を作り、花粉を体内から排除しようとします。

その結果としてくしゃみや鼻水、涙などが出るようになると理解します。このように、西洋医学的には花粉症を物理的に分析して把握します。

これに対して東洋医学では、花粉症は体の水分バランスの異常である
と考えます。つまり、水分が必要なところにはなく、特定の部分に集中してしまっていることです。これを水毒と呼びます。

花粉症は、なみだ・鼻水が大量に出るように、まさに水分の偏りです。そのため、一種の水毒として捉えます。

このように西洋用医学と東洋医学とでは花粉症の捉え方が大きく異なります。そして東洋医学で花粉症を捉えた場合、花粉症の改善は水分の偏りをなくすこと、つまり、水分のバランスを正常なものに戻すことが重要となります。そのために漢方薬が利用される事となります。

花粉症治療のために利用される代表的漢方薬-小青竜湯

この水毒、水の偏りを治すために(つまり花粉症治療のために)非常によく使用される漢方薬が小青竜湯(しょうせいりゅうとう)です。小青竜湯は、水分のバランスを整えるものとして「利水剤」と呼ばれます。

漢方薬の中で小青竜湯の花粉症治療の効果は非常に高く、臨床実験により花粉症による鼻づまりや鼻水を解消する効果があることが確認されています。

花粉症治療のための代表的な漢方薬としては、まずは小青竜湯を試してみられることがおすすめできます。

小青竜湯は薬局などで購入することが可能です。また、漢方薬ですので眠くならないという点も魅力的と言えます.

花粉症体質自体を改善するために使用される漢方薬-麻黄湯

漢方では症状そのものを抑えることを「標治療」と呼び、病気になりやすい体質そのものを改善する治療を「本治療」と呼びます。先の小青竜湯による漢方薬治療は、標治療にあたります。

これに対して、花粉症になりやすいという症状そのものを根治してしまおうという発想で使用される漢方薬が「麻黄湯」(まおうとう)などです。麻黄湯は花粉症よりも風邪などの際に利用されることが多い漢方薬ですが、花粉症そのものを根治することを目指して利用されることがあります。

漢方薬の処方としては、麻黄湯は小青竜湯で効果が現れない場合に使用されることとなります。

麻黄湯と同じように使用される、本治療を目指した漢方薬としては「麻黄附子細辛湯(まおうぶしさいしんとう)」・「苓甘姜味辛夏仁湯(りょうかんきょうみしんげにんとう)」・「五苓散(ごれいさん)」などの種類があります。

漢方薬治療と西洋医学の「コラボ」

花粉症の治療というと西洋医学的な観点から、薬やサプリメントを服用される方が多いと思われます。もちろん、西洋医学的な治療には非常に高い効果があり、科学的な根拠・裏付けがありますが、花粉症については東洋医学・漢方薬による治療法も長い実証研究の成果があり、効果的なものとして認められています。

近時では漢方薬による治療により良性のリンパ球が増えるなど漢方薬と西洋医学を「コラボ」させた治療法も実施されています。花粉症治療のために漢方薬を検討してみることも、効果的な一つの方法としておすすめすることができます。

なお、漢方薬そのものではありませんが、甜茶(てんちゃ)などの中国茶には花粉症治療の効果があるとされます。甜茶などは花粉症治療のために販売されていたりサプリメントとなっている場合もありますので、気軽に試してみることもおすすめです。

まとめ:花粉症の漢方薬治療のまとめ

以上、本文で述べました花粉症の漢方薬による治療のポイントをまとめますと以下のようになります。

  • 花粉症は東洋医学的には、水の偏りがあること(水毒)として把握されます。この水の偏りを解消するためにもっとも良く用いられる漢方薬として、小青竜湯(しょうせいりゅうとう)が挙げられます
  • 花粉症体質を改善して根治的に治すための漢方薬としては、麻黄湯(まおうとう)・麻黄附子細辛湯(まおうぶしさいしんとう)・苓甘姜味辛夏仁湯(りょうかんきょうみしんげにんとう)・五苓散(ごれいさん)などがあります  
  • 漢方薬以外にも甜茶などは花粉症治療のために効果があるとされますので、このようなものを試してみることもおすすめすることができます

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