咳止めのための抗インフルエンザ薬の服用について

医師

インフルエンザに効果があるとされている薬は様々なものがありますが、昨今その成分や用法を誤って重大な後遺症に悩まされたり時には生命にかかわる事態になってしまったという例が報告されています。

咳止め薬もその中に入ります。今回はそれらの薬を使用するタイミングや効果について、紹介していきたいと思います。

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インフルエンザの症状について知っておこう

まずは、インフルエンザの症状についての説明をしていきましょう。

インフルエンザの症状はなぜ起きる?

医師

インフルエンザに限らず様々な病気にはそれぞれの病状がありますが、これらの症状はいったいなぜ起きるのでしょうか?

インフルエンザ風邪の場合、それらの症状はウィルスが原因で引き起こされています。詳しく説明すると、これらのウィルスを体外に排除する作用が働くために体内の免疫機能を活発化させる過程で、発熱や咳などが発症するという事です。

インフルエンザは低温低湿を好みますので、体内では自動的に熱を上げる作用が働きます。すると体の神経や筋肉組織などの内部ではウィルスを攻撃する働きが出てきます。その結果、痛みを感じたりするわけです。

咳も体外にウィルスを排出しようという作用が働くために起こります。よく咳をしている時期が周りは一番感染しやすいと言われますが、これは咳をすることで排出したウィルスをもらってしまうからです。

症状の根本的な意味について

これらの症状は人体の自然治癒力が働く結果現れるものです。この作用を人は痛い・熱い・寒い・吐き気がする・辛いなどといった感覚で認識しますが、これらの感覚があるという事は正常に免疫機能が働いているという事でもあります。

薬を使うという事は、これらの症状を和らげる対症療法だという事がここで重要になります。ワクチンのようにあらかじめ抗体を作るという作業も、根本的には人体の自然治癒力を利用してウィルスに対する抵抗力を身に着けておくということが基本的な考えです。

インフルエンザの場合、発症してからの特効薬はなく、人体の免疫力で治癒しながらその症状を抑え込むのではなく和らげるといった意味で抗インフルエンザ薬を使用するのが好ましいでしょう。特に熱や咳の場合はその症状を完全に止めてしまうと免疫力の働きを止めてしまうことになるからです。

解熱後の症状について

インフルエンザで最もつらい症状は発熱とそれによる様々な合併症ですが、終始一貫して病状の善し悪しにかかわらず咳に悩まされる方が多いでしょう。

この咳は先述の通り体内のウィルスを体外に排出しようという働きですので、解熱後に症状が治まってきてもう治ったかなと思っても、咳があるうちはまだまだウィルスに侵され続けていると考えておきましょう。

インフルエンザ感染が発覚した場合、発症から最低5日、解熱後から最低2日は自宅待機するように厚生労働省が定めています。これはまさしく症状から回復したように思えてもウィルスから完全に解放されるまで強い感染率を誇っているという事に他なりません。

抗インフルエンザ薬について知っておこう

ここからは、具体的にどのような抗インフルエンザ薬がどのような効果があり、どのような注意点があるのかを見ていくことにしましょう。

抗インフルエンザ薬

インフルエンザにはA型B型がありますが、これらの型にこだわらずともに効果があるとされている薬があります。一般的に良く知られているタミフル・イナビル・リレンザがそれです。

使用するタイミングは発病後48時間以内とされていて、それ以降に投薬しても効果は薄いとされています。またタミフルは飲用薬で処方されてから一定期間服用します。他の2薬は吸引役で、一回のみの投薬として使用します。

タミフルに関しては強い副作用が原因と思われる異常行動や幻覚症状などが問題になったのもあり、使用年齢には厳しい制限があります。10歳未満の子供に対しては投薬を勧めておらず、また1歳未満には安全性が確保されていません。さらに10歳以上の未成年には使用が禁止されています。体力や免疫力が弱っている年配者にも使用を躊躇われることが往々にしてあります。

これらの薬は発症してからより流行時に投薬することで予防効果があるとしても知られていますが、持病を抱えているなどで普段から投薬を受けているひとは使用時の注意を医師から受けておく必要があります。

対症薬

咳止めはこの部類に入ります。対症薬はその名の通り、症状を和らげる薬という意味で根本的な治療にはなりません。そのため、効き目が薄いからと言って多用すると大変なことになりかねません。

熱、咳、痛みなどをそれぞれ和らげるもの、まとめて複数の症状を和らげるものなどさまざまな種類のものがありますが、これらの薬を使うことで耐性ウィルスができやすくなるという事も報告されています。

副作用が最もい多いのもこの対症薬の特徴といわれます。そのため、乳幼児への投与は十分な診察の上で処方されることが殆どです。また、その性質から妊婦には使用が禁止されているものも少なくありません。

ただし、これらの対症薬にも比較的安全なものがあります。特に乳幼児に対して安全性が比較的高いと言われているものがアセトアミノフェンと呼ばれる解熱鎮痛剤です。小児科などで主に処方されるものはこの成分のものが殆どです。

咳止めはメジコンやアスベリンが有名ですが、いずれも咳を発症する原因となる気管から脳へ送られる信号を抑制する働きがあります。そのため、使用すると症状の緩和と共にウィルスの排出作用にも影響があるという事を知っておきましょう。

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まとめ:インフルエンザの咳止めはしないほうがよい

これまでの説明で、インフルエンザの症状に対してなるべく対症薬の使用はしないほうが良いという事がわかりました。咳止めも自然治癒能力からくる排出作用を抑制する働きがあり、使用には気をつけたいところですね。

ただ、あまりに高熱で脳炎や中耳炎などの合併症が出てしまう可能性があるときは別です。医師の指導の下、正しい使用方法を理解したうえでお薬を使うようにしましょう。

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