強力すぎる?ロキソニンをインフルエンザ時に使うのを控えたほうがよい理由

寝込む女性

インフルエンザの特徴的な症状として、高熱と激しい全身の関節痛や頭痛があげられます。
一度でもインフルエンザに罹患したことがある方でしたらわかるかと思いますが、いきなりの高熱と体調不良は本当につらいものがありますね。

2014年も西から順番にインフルエンザの流行が確認され始めました。
インフルエンザ時にかかる前に買っておきたいものとして、アルコール消毒液と解熱鎮痛剤があります。しかし、この解熱鎮痛剤は何を使えばよいのか、実はあまり知られてはイません。

本記事では、普通の医療機関でインフルエンザの診断時に処方されることもある「ロキソニン」について、インフルエンザ時にはやや利用に敏感になるべきであることを紹介いたします。

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ロキソニン。その成分と効能

頭痛の男

ロキソニンという名前で流通していると思いますが、これは実は成分の名前ではなく第一三共株式会社の商品名です。正確にはロキソプロフェンといいます。プロピオン酸系の消炎・鎮痛剤として利用されています。

プロドラッグとよばれ、活性の低い状態で投与されると、体内でプロスタグランジンの生合成を抑制する作用のある物質に変換されます。この「プロスタグランジン」が発熱・頭痛を引起こす物質として知られており、多くの解熱鎮痛剤はこのプロスタグランジンの体内での生成の抑制を行うことで痛み・熱を下げているのです。

ロキソプロフェンは其の中でも極めて強い作用があり、同時に物質として安定しているため、医療機関ではもっとも広く処方される鎮痛薬です。2011年1月21日からは一般の薬局でも買えるようになり、愛用している方もおおい薬かと思われます。

ロキソプロフェンの副作用

ロキソプロフェンは、比較的副作用が少なく、痛みを抑える作用が非常に強いのですが、胃や十二指腸に対する負担が非常に重たいのも事実です。消化器系に障碍を抱えていたり、潰瘍がある場合には使わないほうがよいでしょう。しかし、重症化にいたるケースはほとんどなく、自然治癒が可能です。

ロキソニンと他の薬の危険な飲み合わせ

ロキソニンの使用にあたって注意したいのは、様々な薬との飲み合わせです。メトトレキサート(抗リウマチ薬)、キノロン系抗菌薬、ワルファリン(抗凝血薬)、チアジド系利尿薬、糖尿病薬など、その種類は非常に多くのものがあり、病院通いをしている方は医師にロキソニンを飲んでいることをきちんと伝えましょう。

インフルエンザとロキソニン

インフルエンザ時には利用できる医薬品が限定されていることはよく知られていることと思います。特に「バファリン」などに含まれているアスピリンが含まれる解熱鎮痛剤は、インフルエンザ時には使用してはいけないと明確に取扱説明書にも書かれています。

インフルエンザ時にアスピリンを投与すると「インフルエンザ脳症」や「ライ症候群」といった重度の併発症をおこすことがあり、神経障害や異常行動の原因となります。

とくに、インフルエンザ脳症は治療のすべがほとんどなく、小児に発生しやすいため子供にアスピリンの投与は絶対に避けるべきとされています。

ところが、ロキソニンについては、取扱説明書類にはインフルエンザ時の投与については注意がありません。アスピリン類とは作用も異なるため、医師の診断によってはインフルエンザ時にもロキソニンを投与することがあるようです。

しかし、最近ではロキソニンの投与は避けられる傾向があるようです。その大きな理由は以下の2つが大きいようです。

解熱効果が高すぎる

インフルエンザに罹患して高熱がでるのは、体内の身体反応としてウイルスの活動を弱め、排出するための活動です。しかし、ロキソニンでは解熱作用が高すぎてウイルスを弱体化するのに必要な体温よりもさらに低い体温になってしまうのです。痛みは収まるものの、寒気が残り、回復まで更に時間がかかってしまう傾向にあります。

インフルエンザ脳症との関係が不明

ロキソニンはインフルエンザ脳症との関係がまだ十分に判明していません。インフルエンザ脳症はインフルエンザウイルスが脳に侵入するだけではなく、解熱鎮痛剤の作用があることが知られています。ロキソニンはアスピリンほど完全に有意な関係があるわけではなく、禁止はされていませんが、ロキソニンの投与後にインフルエンザ脳症になったケースも無いわけではないのです。

また、ロキソニンよりもアセトアミノフェン配合の医薬品のほうがインフルエンザに対して効果があるため、そちらを利用する医師も多くいます。

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まとめ:一旦控えてもよいロキソニン

ロキソニンは、その成分をロキソプロフェンといいます。ロキソプロフェンは極めて強力な作用がある解熱鎮痛剤ですが、ロキソプロフェンはまだインフルエンザ脳症との関係ははっきりしておらず、インフルエンザに対しては効能が強すぎるため、アセトアミノフェンが配合された解熱鎮痛剤を利用したほうが無難だと思われます。

しかし、症状によっては強い解熱作用がある薬が必要な場合もあるはずです。医師の判断でロキソニンを処方された場合には飲んでも構わないでしょうが、他に飲み合わせが悪い薬があるため、他の薬を飲んでいる場合にはきちんと申告しましょう。

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