吸引タイプのインフルエンザ治療薬リレンザのメリットとデメリット

医者

インフルエンザ治療薬の中に、リレンザというインフルエンザ治療薬があります。これは、粉末を吸引・吸引することでインフルエンザを治療するタイプの薬です。タミフルなどとは異なり、たった1回の吸引で治療が完了してしまうという非常に特徴があるインフルエンザ治療薬です。しかし、利用に当たってはデメリットもあります。本稿では吸引タイプのインフルエンザ治療薬であるリレンザのメリットとデメリットをまとめています。

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インフルエンザ治療薬・リレンザとは

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インフルエンザ治療薬といえば、服用タイプのタミフルが有名ですが、吸引タイプのインフルエンザ治療薬としてリレンザというタイプの治療薬があります。リレンザは2006年から5歳以上の小児に対して保険の認可がおりました。比較的新しいタイプのインフルエンザ治療薬です。

そもそもインフルエンザ治療薬はM2蛋白阻害薬と呼ばれるタイプとノイラミニダーゼ阻害薬というタイプの2種類があります。このうち、リレンザはタミフルとともに後者のノイラミニターゼ阻害薬に含まれ、インフルエンザA型とB型双方に効果が高いものとして認められています。また、吸引型という点で独特の利用上のメリットとデメリットがあるということができます。

リレンザのメリット

吸引型のインフルエンザ治療薬・リレンザのメリットとして以下のような点を挙げることができます。

まず、リレンザは吸引型であり、効果に即効性があります。リレンザは吸引後、1分を待たず、数十秒で作用するとされます。リレンザに即効性があるのは、吸引によってインフルエンザウィルスが付着する鼻やのどに極めて高い濃度の治療薬がすぐに入ってくるためです。

もちろん、吸引したリレンザのすべてが体内に吸収されるわけではなく、一部排尿によって体外へ排出されます。しかし、吸引されたリレンザが体外に排出される量は、吸入したリレンザの10パーセント程度であるとされます。

この点を服用タイプのタミフルと比較すると、タミフルの場合には服用後、3時間から4時間経過後血中の薬剤濃度は最高になりますが、インフルエンザウィルスがもっとも付着している鼻やのどへ作用する量はリレンザよりも少なくなります。またタミフルの場合、薬の排泄は腎臓で行うために腎臓機能障害がある方には投与が難しいという面があります。
吸入型のリレンザはこのようなことはありません。

そしてインフルエンザ罹患者の利用上の利便の点でも、タミフル等が数日間毎日服用しなければならないことに比較して、リレンザの場合には1回の吸引で足りるという点も非常に便利です。

このように吸引型のリレンザは服用タイプのタミフルなどにはない様々なメリットがあるということができます。

リレンザのデメリット

一方で吸引型のリレンザにも独特のデメリットがあります。

まず、リレンザは粉末を吸引するタイプのインフルエンザ治療薬であるので、呼吸器系の疾患がある方の場合には使用を注意することが必要となります。具体的には、気管支喘息をお持ちの方、慢性の閉塞性肺疾患をお持ちの方などの場合には吸入タイプのリレンザは使用に向いていないということができます。

また、子供が使用した場合には、しっかりとリレンザを吸引することができていないという事例があるという問題点があります。つまり、リレンザの吸引をする際に、十分に吸引が出来ていないにも関わらず、吸引をしているということで処置が終わったと誤解してしまうという事例がありえます。しかもリレンザを吸引するのは1回だけですので、再度吸引を試すということもないままとなってしまいます。

また、これはリレンザだけではなく、タミフルにも共通しますが、子供の場合、ごくまれにリレンザの吸引により異常行動が起きるというケースがあると言われます。これはリレンザよりもタミフルの方が大きく話題になりましたが、リレンザ吸引でも異常行動の可能性があり得るということがありえます。(異常行動の例としてはいきなりマンションの窓から飛び降りるなどというケースがかつてありました)

ただ、タミフルやリレンザ等のインフルエンザ治療薬と異常行動との間の関係は現在のところ、判明しておらず、子供へのインフルエンザ治療薬の処方を可能な限り控えるという方法によって対処がされているのが実務です。

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まとめ:リレンザのメリットとデメリット

以上、本文で述べました吸引タイプのインフルエンザ治療薬であるリレンザのメリットとデメリットをまとめますと以下のようになります。

  • リレンザは吸引タイプのインフルエンザ治療薬です。そのメリットとしては、即効性があること、体外への薬剤の排出量が少ないこと、1回の吸引で治療が完結することなどがあります
  • リレンザのデメリットとしては、呼吸器系の疾患を持っている方の場合には慎重な処方が必要となること、子供の場合にはしっかりと吸引しているかどうかの判断ができないことがあること、ごく少ないもののタミフルと同じような異常行動の可能性が否定しきれないことなどを挙げることができます

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