インフルエンザに罹っているかも?!検査を受けるのに最適な時期

冬景色

年の瀬になるとそろそろ気になるインフルエンザの流行。インフルエンザは、高熱が何日も続いたり、強い悪寒に苦しめられたり、重症化した場合には気管支炎・肺炎といった合併症を発症するなど、一般の「かぜ」とは区別すべき重大な病気です。

一昔前には、インフルエンザの治療には対症療法と自然治癒力に頼るしか方法がありませんでした。しかし、「タミフル」「リレンザ」といった抗インフルエンザ薬が出た現在では、発症してすぐにこれらの薬を飲めば、2、3日で症状が治まるようになりました。これらの薬は早めに飲むことが重要ですが、このためには「インフルエンザに罹っていること」をいち早く発見する必要があります。

インフルエンザに罹っていることが疑われる場合、病院に行けばインフルエンザを発見するための検査をしてもらうことができます。ただ、この検査も行う時期が適切でないと、正確な判断ができない場合があります。

本記事では「インフルエンザに罹っていること」を発見するため検査の時期について、適切な時期をご一緒に考えてみましょう。

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インフルエンザとは?

インフルエンザの女性

インフルエンザとはどのような病気なのでしょうか?インフルエンザの感染から発症、軽快まで、どのような経緯をたどるのかみてみましょう。

インフルエンザの経緯 その1:感染

インフルエンザはインフルエンザウイルスの感染によって罹ります。インフルエンザは伝染性が非常に強く、あっという間に広い範囲で流行するという特徴があります。このようなインフルエンザウイルスの感染経路は大きく二つが挙げられます。

【インフルエンザウイルスの感染経路】

  • 飛沫感染:インフルエンザウイルスの感染の多くはこの飛沫感染です。感染者のくしゃみや咳で飛び出したインフルエンザウイルスを他の人が吸い込むことにより、感染します。この飛沫の飛ぶ範囲は半径2mと言われます。
  • 接触感染:感染者が手を触れた箇所に他の人が触れることでウイルスが手に付着し、その手で目や鼻、口などに触れるとその部位の粘膜から体内にウイルスが入ります。

インフルエンザの経緯 その2:潜伏期

インフルエンザの潜伏期間は1~3日と言われています。

インフルエンザウイルスは感染した後、上気道と肺で増殖します。1つのウイルスは8時間後には100個、16時間後に1万個、24時間後には100万個と爆発的な速さで増殖します。

潜伏期間は約1~3日で、その後、突然の発熱(38℃以上の高熱)、全身の倦怠感、頭痛などが現れます。

インフルエンザの経緯 その3:発症

インフルエンザが発症したときの症状には以下のようなものがあります。

【インフルエンザの症状】

  • 38℃以上の高熱
  • 全身の倦怠感
  • 頭痛
  • 喉の痛み
  • 鼻水

インフルエンザの経緯 その4:軽快、注意したい合併症

インフルエンザは通常は約1週間で軽快します。

しかし、インフルエンザは気管支炎、肺炎、脳炎、中耳炎などの合併症が現れることもあります。特に、高齢者や乳幼児の場合は重症化しやすい傾向があるため、注意が必要です。

【ハイリスクな患者さんと合併症の例】

  • 乳幼児:中耳炎、熱性けいれん
  • 小児:インフルエンザ脳炎
  • 高齢者:肺炎、気管支炎、慢性気管支炎

インフルエンザの検査をする時期はいつがよいか?

「高熱が出たので、すぐに病院でインフルエンザの検査をしてもらったら結果は陰性だった。でも熱がひかないので次の日に他の病院に行ったら、陽性だった。」というような話を聞いたことがありませんか?この場合、最初の病院の検査方法が悪かったのではなく、検査を受ける時期が早すぎた、という可能性があります。

インフルエンザの検査を受ける時期は、「発症後、12時間以降、かつ48時間以内」が最適です。

なぜこのようなことが言えるのでしょうか?これを理解するために、次にインフルエンザの検査と抗インフルエンザ薬についてみていきましょう。

インフルエンザの検査が有効になる時期

インフルエンザの検査がより正確に行える時期は、インフルエンザの発症後12時間以降です。

近年、インフルエンザの検査は「迅速診断法」という方法が開発され、検査キットによって簡単に検査が行えるようになりました。鼻やのどからの拭い液から検体を採り、これを検査キットに滴下して、検体にインフルエンザウイルスが含まれているかどうか、反応を検査する方法です。

このとき、発症して間もなくの場合、まだインフルエンザウイルスがそれほど増えておらず検査で反応しないことがあるのです。インフルエンザウイルスの検査は発症後12間程度経過してからがよいと言われるのはこのためです。

なぜなら、先にもご紹介したように、インフルエンザウイルスは時間と共に爆発的に体内で増加しており、発症して12時間程経過していれば、ウイルスの数が増え検体に含まれる可能性が高まるためです。

病院ではこのようなことも考慮して、検査キットの検査結果だけではなく、患者をとりまく状況(周囲でインフルエンザが流行しているなど)や、症状などを総合的に判断して診断が行われます。

抗インフルエンザ薬が有効になる時期

インフルエンザの検査などの結果、インフルエンザに罹っていると診断されると、抗インフルエンザ薬が処方されます。この薬は発症後48時間以内に服用する必要があると言われます。

なぜなら、抗インフルエンザ薬は、ウイルスに直接働きウイルスの増殖を抑えるもので、すでに増えてしまったウイルスをなくす働きはないためです。

インフルエンザは抗インフルエンザ薬を飲まなくても、通常は5~7日で自然に治ります。これは、人間の身体には自分自身でインフルエンザウイルスに対する抗体を作り出す力があり、5~7日で増殖したインフルエンザウイルスに対抗できるだけの抗体を作り出すことができるからです。

抗インフルエンザ薬を発症後48時間以内に服用する必要がある理由はここにあります。インフルエンザウイルスが爆発的に増殖する前に抗インフルエンザ薬を服用して、インフルエンザウイルスの増殖を抑えることができれば、1~2日でインフルエンザウイルスに対抗し得る量の抗体を作り出すことができ、早く症状がおさまる、というわけです。

インフルエンザウイルスは体内で爆発的な速さで増殖しているため、発症後48時間以上経過してしまうと、ウイルスの量が増えすぎてしまい人間の抗体を作り出す量が追い付かなくなるため、薬を飲んでも治る時期は薬を飲まなかったときと同じ、ということになってしまいます。

ここまでに、「インフルエンザの検査が有効になるのは発症後12時間以降」、「抗インフルエンザ薬が有効となるのは発症後48時間以内に薬を服用したとき」ということをご説明しました。この二つのことをあわせると、インフルエンザの検査を行うのに最適な時期は「発症後12時間以降、発症後48時間以内」という結論になります。

まとめ:インフルエンザ検査の時期は「発症後12時間以降48時間以内」

インフルエンザに罹っていることが疑われる場合、検査を行う時期は「発症後12時間以降、発症後48時間以内」が最適です。

これには二つの理由があります。その理由のひとつ目は、インフルエンザの検査が有効に行われるためには、発症後12時間以上経過していることが必要であることです。そして二つ目の理由は、抗インフルエンザ薬は発症後48時間以内に服用しなければ効果が得られないことです。

インフルエンザは重症化すると様々な合併症を引き起こす可能性のある病気です。まずはインフルエンザにかからないように、普段からの予防が大切ですが、インフルエンザが疑われるような症状が現れた場合は、本記事をご参考に適切な時期に病院での検査を受けられることをおすすめいたします。

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