治った後も注意!インフルエンザの怖い合併症について知ろう

インフルエンザの女性

 

インフルエンザは高熱が出て、重症化することもある危険な病気です。しかし合併症についてはあまり知られてないのではないでしょうか。子供やお年寄りは命を落とす危険もあり、特に注意が必要です。

こちらでは、インフルエンザの合併症についてご紹介します。

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インフルエンザの怖さ

インフルエンザとは

頭痛おじさん

インフルエンザは、インフルエンザウイルスがのどや気管支、肺で感染・増殖することによって発症する病気です。インフルエンザの発症者は0~9歳の小児が約半数を占めているのに対し、インフルエンザによる死亡者は65歳以上の高齢者が大部分を占めているといわれています。

ハイリスク群

インフルエンザウイルスの感染後に重症化したり、合併症を引き起こす可能性の高い人たちのことを「ハイリスク群」といいます。特に、以下の持病がある方は、予防対策を積極的に行いましょう。さらに、乳幼児や高齢者についても、インフルエンザが重症化することがあると報告されています。

ハイリスクとなる持病

  • 慢性呼吸器疾患
  • 慢性心疾患
  • 糖尿病などの代謝性疾患
  • 腎機能障害
  • ステロイド内服などによる免疫機能不全

インフルエンザの合併症

合併症にはインフルエンザウイルスによる一次性のものと、細菌感染による二次性または混合感染があります。

肺炎
気管支炎・肺炎の合併症は頻度が高く、この疾患の死亡原因の90%以上を占めています。肺炎は、インフルエンザウイルスによる肺炎と、細菌感染による細菌性肺炎に分けられますが、後者の方が頻度が高いのです。

インフルエンザ肺炎は4-5日過ぎても高熱、咳が続き、呼吸困難、チアノ-ゼがみられるようになります。細菌の二次感染を伴う肺炎は、インフルエンザが軽快してきて、再び発熱、悪寒、咳嗽、呼吸困難、多呼吸、頻脈、一般状態の悪化が見られます。このように高熱が長く続く場合や、一度解熱しても再び発熱があり症状が悪化していく場合は注意が必要です。

急性脳症およびライ症候群
脳炎・脳症はインフルエンザ感染後3日から2週間をおいて、頭痛を伴う意識障害、けいれんで発症します。小児で注目されているのがライ症候群です。ライ症候群はのどの痛み、発熱などの症状後3日から10日の間に激しい嘔吐をもって発症し、意識障害、けいれんなどを伴い急速に進んでいきます。年齢は5歳以下の子供に多く、死亡率が高く早期発見、治療が重要です。インフルエンザにかかったら、治った後もしばらくの間、常に子供の状態に注意をはらっておく必要があります。

心合併症
心筋炎・心膜炎の合併症が知られています。末梢循環不全、心不全、不整脈などの症状がみられることがありますが、軽症例では心筋炎の診断は困難です。

急性筋炎
回復期または病中に両足に筋肉痛を突然起こし、歩くのを嫌がります。多くは自然に軽快治りますが、急性の横紋筋壊死とミオグロビン尿に伴う腎不全例の報告もあります。

中耳炎
喉には鼓膜の内側に通じる管が開口しており、小児では大人に比べてこの管が太く短く傾斜がないなどの理由で、容易に細菌が内耳に到達しやすい構造になっています。このためかぜをひいた後に耳を痛がる様な症状がみられたときには、真っ先に中耳炎の合併を疑います。

結膜炎
鼻涙管(鼻腔と眼をつなぐ管)を介した感染や涙目をこすることなどによる細菌感染のほか、咽頭結膜熱などでは、症状の一つとして結膜炎を伴うなど比較的よく見られる合併症です。多くの場合、抗生物質の点眼薬により簡単に治癒します。

副鼻腔炎
副鼻腔は鼻の周りにある頭蓋骨の空洞です。この空洞は鼻腔に通じているので、かぜをひくと鼻腔にいるウイルスや細菌が副鼻腔の粘膜に伝わって副鼻腔炎を起こすことがあります。頭重感や頭痛、目の奥の痛みなどの症状が見られます。

心筋炎
コクサッキーウイルスによる心筋炎がよく知られていますが、インフルエンザウイルスでも時にみられます。致死的な合併症となることがありますので、注意が必要です。

インフルエンザにかかったら

早めの受診

インフルエンザは、発症して48時間以内に受診し、医師から処方される抗ウイルス薬を服用すれば、ウイルスの増殖を抑え早めの回復が望めます。

ほかの人からうつされない・うつさない

家族にインフルエンザにかかった人がいる場合、まずは寝室で安静を保ちます。特に体力のない幼児や高齢者への接触は極力少なくし、家の中でも全員がマスクを着用するとよいでしょう。

休養

ともかく安静が第一。汗をかいたら着替え、適度な湿度を保った寝室でひたすら休養に努めましょう。その際、水分を十分に摂取することも忘れずに。水分はただの水より体に吸収されやすいスポーツドリンクなどのアイソトニック飲料のほうが適しています。

市販薬を勝手に服用しない

インフルエンザには市販の総合感冒薬は効きません。また、市販の解熱剤や風邪薬を勝手に服用すると、インフルエンザ脳炎やライ症候群を併発する危険があります。

室温・湿度に注意

換気の悪い部屋では、長時間ウイルスが浮遊する原因となってしまうので、定期的に部屋の空気を入れ替えましょう。また、ウイルスは乾燥した環境で増殖しやすいため、室内の湿度は50~60%を保つようにします。

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まとめ:インフルエンザの合併症に注意

  • 肺炎
  • 急性脳症およびライ症候群
  • 心合併症
  • 急性筋炎
  • 中耳炎
  • 結膜炎
  • 心筋炎

インフルエンザにかかってしまったら、まずは早めの受診、次に他の人に移さない、そして休養。この3つが最大のポイントです。

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