ボルタレンをインフルエンザ時に使用してはいけない理由

インフルエンザの女性

インフルエンザにノロウイルス。寒い季節が続きますが、まだしばらくはウイルス性の病気が流行しそうですね。インフルエンザの時期に気をつけないといけないといけないのが、その薬の利用です。

高熱がでるからから、インフルエンザと風邪を混同されている方をたまに見かけます。しかしながら、インフルエンザと風邪はまったく別物。特に薬の使用に関しては厳重な注意が必要です。

この記事では、特に注意が必要なボルタレンの使用について、その危険性に対する注意喚起を行います。

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インフルエンザと解熱剤の深い関係

インフルエンザの女性

インフルエンザは世界的に流行することがあり、20世紀中でも数百万人からなる死者を出しました。インフルエンザの原因は多種多様なインフルエンザウイルスで、突然変異を繰り返しながら12月から2月ぐらいまで日本でも猛威をふるいます。

インフルエンザはいまだに特効薬が存在しておらず、インフルエンザウイルス自体はアルコール消毒などで簡単に殺菌できますが、その完全な予防は困難を極めます。

インフルエンザ罹患から48時間以内であれば「タミフル」や「リレンザ」といった医薬品によってある程度の治療が可能なのですが、それ以外にはほとんど効果がありません。

ただし、対処療法的に効果があるものがあります。それが「解熱剤」なのです。

ところが、インフルエンザ時には解熱剤の利用には慎重にならなくてはいけません。通常は生理痛や頭痛などにも使われるような解熱鎮痛薬であっても、インフルエンザ時に投与すると「急性脳症」といわれる重篤な症状をひきおこすことがあるのです。

そして、ボルタレンはそのなかでも最もインフルエンザ時に使用してはいけないタイプの薬品なのです。

ボルタレンは通常、関節リウマチ、変形性関節症、腰痛症、手術後・抜歯後などの鎮痛・消炎や急性上気道炎の鎮痛、解熱などに使われ、風邪などに処方されることはそれほど多くありません。効果の強い薬の一つで、ごくごくまれにインフルエンザ等で高熱がでている時に処方されてしまうこともあるそうですが、絶対に飲んではいけません。

というのも、インフルエンザにおいて飲んではいけないことが「2000年11月、「平成12年度厚生科学研究インフルエンザの臨床経過中に発生する脳炎・脳症の疫学および病態に関する研究班(厚生省インフルエンザ脳炎・脳症研究班)1999/2000年シーズンにおけるインフルエンザ脳炎・脳症二次調査」という現厚生労働省の文書でも記されています。ここでは大人もボルタレンを飲んではいけないことが明確に指示されていますので、注意が必要です。

特に小児期への投与は厳禁

ボルタレンはインフルエンザ脳症を引き起こす可能性があることは広く知られていますが、他に「ライ症候群」などといった意識障害を引き起こす可能性があることも知られています。

インフルエンザ脳症や、ライ症候群は小児期に起こりやすく、特に1,2歳での発症が目立ちますが、15歳未満まで発症のリスクがあります。

インフルエンザ脳症などを引き起こす原因も実はよくわかってはいませんが、有るタイプの解熱鎮痛薬との関係が強く指摘されています。インフルエンザ脳症の罹患数は少なく、誤診されてしまうこともあります。

小児期のインフルエンザには特に注意が必要ですので、インフルエンザにも使える小児期の解熱鎮痛薬を与えるようにしましょう。穏やかな効き目のものが多く、すぐには熱が引かないことも多いのです。体は発熱することでウイルスを弱体化しているため、解熱鎮痛薬を与えるタイミング等も重要になります。

ボルタレンの代わりに利用できる解熱鎮痛薬

それでは、ボルタレンのかわりに利用できるものはどのようなものなのでしょうか。実は、ボルタレン以外にも使ってはいけないタイプの解熱鎮痛薬が多数あります。

以前にも「幼児へのアスピリン投与はダメ絶対。幼児のインフルエンザに対する対処法」等で使ってはいけないアスピリン系のインフルエンザ治療薬について書きました。

胃に優しく副作用の少ないアセトアミノフェン

インフルエンザ時に使える解熱鎮痛剤は「アセトアミノフェン」を成分とするものが推奨されています。生理痛や歯痛などを抑える鎮痛剤として使われてることが多いのですが、穏やかな効き目のある解熱剤としても利用されます。

小児用バファリンなどに含まれています。通常、インフルエンザ時の解熱鎮痛剤ではこれを処方されることが非常に多いはずです。

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まとめ:ボルタレンは強すぎるので注意

ボルタレンをインフルエンザ時に投与されると、最悪では意識障害などを引き起こすことがあります。インフルエンザ脳症などのリスクがあるので投与は絶対やめましょう。医者からもらったお薬もチェックしておいたほうがよいですね。

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