デパスはOK?女性にうつが多い理由と妊娠うつや産後うつの予防法

女性

産後うつ、妊娠中のイライラ、つわり…妊娠に関係した不調は様々ですが、中でも対処に困るのは精神的なもの。一般的なつわりであれば、症状が落ち着くまで耐えるしかありませんが、精神的なものはデパスなどの薬を使ってはいけないのでしょうか。

妊娠中や産後は、女性ホルモンのバランスが乱れて心身ともに体調を崩しがちです。もちろん精神のバランスも崩しやすく、ときには妊娠がうつの原因にもなります。

不安定な妊娠中、これからの子育てを考えると対処法をきちんと知っておきたいところです。そこで本記事では、妊娠中のうつや産後うつのメカニズムやデパスによる対処法をご紹介していきます。

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女性のうつについて

美女

うつ病でつらい思いをする人が年々増え、大きな社会問題になっています。このままでは100万人に到達するのではないかという勢いです。

中でも、女性のほうが男性よりもうつ病になりやすい傾向があります。女性が一生のうちでうつ病にかかる割合は、男性に比べおよそ2倍にもなります。

女性には、妊娠、出産、月経、更年期など、女性ホルモンの変動が続きます。ホルモンの変化に伴い、体だけでなく毎日の生活や環境も大きく変わります。多彩な変化により、精神的な問題も発生しやすいのです。

妊娠中や産後うつになりやすい理由

妊娠すると女性ホルモンのエストロゲン、プロゲステロンが多く分泌されます。また、hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)というホルモンも急速に分泌され、体が出産の準備をし始めます。そして、出産が終わると、再びそれらの変化から体を元の状態に戻し始めます。この急激な変化に心も体もついていけなくなるうえに、子育ての不安や周囲のプレッシャーを受け、イライラや気分が落ち込むなどの症状が現れます。

誰にでもおこりえるマタニティーブルーですが、これが続くようなら注意が必要です。

  • 些細なことでイライラする
  • ちょっとしたことで悲しくなり、泣いてしまう
  • 子どもがかわいいと思えない
  • 何もしたくない
  • この場から逃げ出したい
  • 将来を悲観してしまう
  • 異常な食欲
  • 眠れない、または過眠

一時的にこのような症状が出るのは、ホルモンの関係上、仕方のないことです。しかしこのまま放っておくと妊娠中のうつや産後うつに移行してしまいます。妊娠前後の精神的なケアを怠ってはいけません。

妊娠中や産後の精神的ケア

この時期は体が思うように動かず、自分にもイライラしがちです。そこでいつものようにしなくてはいけないと無理をするのはいけません。

家族の協力を得る
育児は夫婦でしていくものです。毎日仕事で忙しくて悪いと気がひけるかもしれませんが、妊娠前後は体も心も通常の状態ではありません。家事を手伝ってもらったり、子どもを数時間見てもらうなど手伝えることはお願いして多少手を抜きましょう。体の調子が戻ったら、また元のようにしていけばいいだけです。

神経質にならない
子育てに熱心なあまり、たくさんの出産情報誌や育児書を読んでは「~するべき」思考にとらわれていませんか。子どもには個性があり、お手本通りにいかないことも多くあります。立派に見える周りの人たちも、試行錯誤してきたのです。ときには手を抜いたり、赤ちゃんは泣くのが仕事だと思うなど気持ちを楽にして過ごしましょう。

人と話す
妊娠中や産後は、家にこもりがち。一人でいると社会から置き去りにされてしまったような気持ちになり、暗くなりがちです。そこで、身近な友達や家族などとおしゃべりをする機会をもつようにしましょう。他にも検診でママ友をみつけたり、ネットで話し相手をみつけるのもいいでしょう。

医薬品等の使用について

これらのことをしても気持ちが改善しないときは、異なった対処を考えてみましょう。妊娠中の薬や漢方薬、アロマオイルなどは、ものによっては危険性が高く、禁忌とされているものもあります。使うときは注意書きを読み、妊婦が使用できるか確認してからにしましょう。

デパスの使用について

ネットには、妊娠中にデパスを飲んでいたという体験談が多く載せられています。妊娠中にデパスを飲むのはいいのでしょうか。

デパスは、エチゾラムという抗不安剤の商品名です。デパス製造元の田辺三菱製薬では、妊娠中、出産後のデパス使用は「治療上の有益性が危険性を上回ると判断された場合のみ投与する」とされています。公的な書類でもそのように表記されています。

その理由の一つとして奇形発症率が上げられていますが、虎の門病院は2008年に「デパスなどの薬を服用した人と服用しない人では出生児にほとんど差はない」と発表しています。

このような相反する結果が公表されているため、医師によってデパスが可能かどうかの判断がまちまちです。全く許可しない病院もあれば、デパスを処方される病院もあります。妊娠中にデパスを飲んでも大丈夫とは言い切ることはできませんが、飲むのは絶対にダメだということでもありません。ただし、個人病院などでは、責任が持てないので総合病院へいくよう促されることもあるようです。

基本的には、妊娠中は薬を使用しないほうがいいのですが、あまりに精神的につらい場合や断薬ができない場合は無理をして止めるのがよいとは言えません。もしデパスの服用に不安があるようなら、セルシンなどの安全性の高いものを使用する、つらいと感じたときだけ使うといった方法もあります。まず、医師に相談したうえで判断をしてください。

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まとめ:妊娠中や産後は精神的なケアを大切に

ここまでで、妊娠中や産後にうつになりやすい理由やマタニティーブルーの対処法、デパスと妊娠の関係についてご紹介してきました。最後に今回の記事についてまとめました。

  • 女性はホルモンの関係でうつになりやすい
  • 妊娠や出産の時期はうつになりやすい
  • マタニティーブルーを放っておくのは危険
  • 通常使えるものが妊娠中は使えないこともある
  • デパスの使用は医師と相談してから決める

妊娠中はこれらのことを意識してみてはどうでしょうか。人生の大きなイベントでもある妊娠、出産は人生を変える一大事です。知識を蓄え、後悔のないように過ごしていきましょう。あなたの生活に本記事がお役に立てたなら幸いです。

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