医薬品の摂取方法を知ろう!デパスの舌下法は正しいの?

薬を飲む女性

医薬品というと、水などで薬をのみ込む「経口法」がよく知られています。

デパスはこの経口以外に舌下という方法で薬を摂取する人が多いようですが、舌下法とはどのようなもので、デパスの摂取方法として正しいのでしょうか。医薬品は適切な飲み方をしないと本来の効果が期待できません。口から摂取する方法にもいくつか種類があり、どのようなメカニズムで体に作用するのかを知り、メカニズムにそった方法が求められます。

そこで、本記事では、デパスの摂取方法と舌下法を始めとした薬の飲用法についてご紹介していきます。デパスに限らず、色々な医薬品でも活用できる情報になっていますので、ぜひご覧ください。

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口から摂取する方法

飲む女性

CMで「水なしでも飲める」と宣伝している下剤をよく見かけます。なぜ水なしでも大丈夫なのか気にはなりませんでしたか?通常の経口摂取ではきちんと胃腸に届けるために「コップ1杯の水か白湯で飲む」ことが推奨されています。そこで経口摂取とそれ以外の摂取方法について詳しく説明していきます。

口腔内から摂取する薬は大きく5つに分類されます。

  • 経口剤
  • 舌下錠
  • バッカル錠
  • 口腔内崩壊錠
  • チュアブル錠

これらがどのような吸収の仕方をするのか確認していきましょう。

経口剤

経口とはその字の通り「口を経て」摂取するものです。コップ1杯の水、または白湯と固形のまま飲みこみます。決してかみ砕いたり、口の中で溶かしてはいけません。

口から入った薬はいったん胃や腸で吸収・分解されてから、毛細血管の静脈血に入り込みます。そのまま血液は体内を循環しながら、肝臓で分解を繰り返し徐々に体に薬理作用のないよう解毒されていきます。

このタイプの薬は多く、錠剤、カプセル、散剤、顆粒、液体など様々な種類があります。大抵の薬がこのタイプで、いつもこの方法で飲用しているのではないでしょうか。

舌下錠

上記の経口とは違い、舌下は薬を固形のまま体内に取り込む方法ではありません。舌下錠はそのまま飲んだり噛んだりせず、舌の下に入れてそのまま溶けるのを待ちます。

舌下法は、毛細血管の多い舌下にある粘膜から舌下錠の成分を吸収していくことで直接臓器に働く方法です。舌下から吸収された成分は毛細血管を通り、胃腸を通らずに体内をめぐります。体内をめぐる成分は少しずつ肝臓で分解され、体を薬理作用のない状態へと戻していきます。

舌下錠は毛細血管から直接臓器に働く作用があります。直接心臓などの臓器にはたらくため、狭心症といった心臓のニトログリセリンなどの薬にも利用されています。

口が乾燥しやすい人や口の中が乾いているときには、舌下錠を飲む前に少し水を含んで溶けやすくすると摂取しやすいでしょう。

バッカル錠

使用法は舌下錠と似ていて、歯と歯茎の間に錠剤を挟み込み、自然に溶けるのを待つ方法です。錠剤を挟んだまま溶かし、噛んだり飲みこんではいけません。

舌下錠は直接臓器に作用させる、即効性を意識して作られたものですが、バッカル錠は粘膜を通してゆっくりと効果を持続させる目的で作られています。

口腔内崩壊錠

加齢や水分制限などで薬がなかなか飲めない人のために、溶けやすく少しの水分で飲めるように加工された錠剤で、SP錠やOD錠などがあります。

飲みやすく改良されたものなので、薬の作用は通常のものと同じです。CMでおなじみの下痢止めもこちらの分類になります。

チュアブル錠

いったん錠剤をかみ砕き、細かくなった錠剤を唾液で溶かして飲みこむ方法です。口腔内崩壊錠と違い、かみ砕かないと溶けにくい性質を持っていることが多く、そのまま飲んではいけません。かみ砕く指示があるときはきちんと従って飲用しましょう。

自分の薬の種類を知ろう

様々な方法があったと思いますが、自分が飲んでいる薬がどのタイプかわかったでしょうか?薬に合った方法で摂取することが、薬の効果をもっとも引き出します。面倒くさがらずに一度は説明書に目を通してみてはいかかでしょうか。

ちなみに、トローチは舐めて摂取するため、内服薬だと思われがちです。しかし、口の中の症状の緩和を目的にしているので外用薬という括りになります。

デパスの摂取方法

医師が推奨するデパスのとり方は経口摂取です。しかしネットでは舌下摂取がいいと薦める声もあります。なぜデパスは舌下ではなく経口が推奨されているのでしょうか。

薬の製造方法
薬は効果がどこで一番適切な強さになるか、また副作用がおこしにくくするにはどこで溶けるのがいいかを考えて作られています。例えば、「半分がやさしさでできている」と言われたバファリンは、内側に腸で溶ける成分が、外側には腸より先に届く胃で溶ける成分が固められ、ちょうどよいタイミングで薬が効くように作られています。

デパスを製造した田辺三菱製薬も、デパスを経口摂取したときのデータを公表して安全性や有用性を示しています。そのため、デパスは経口摂取であれば医学的に問題はないとされています。しかし、舌下摂取に関しては、まだ十分なエビデンス(科学的実証)が揃っていません。いくら舌下法に有用性を感じても、それは安全性が確立したものではないのです。

デパスの舌下摂取について
デパスは苦味がなく、むしろ甘みがあるので舌下法で摂取しやすい薬品です。また、舌下法は胃腸を通さず臓器にダイレクトに届くため、より効果を求めて舌下法を選ぶ人が絶えません。しかし、安全性の確立されていない飲み方をして、何か不都合がおこったとしても、それは全て自己責任になります。

個人的には、舌下法は水を用意しなくても気軽に飲めるため、デパスのような依存しやすい薬にはあまり使うべきではないと感じています。しかし、ワイパックスという抗不安剤はアメリカで舌下として使用されている例もあるので、もし舌下摂取を希望するなら医師に相談し、希望に沿う形のものがないか聞いてみるべきでしょう。

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まとめ:適切な摂取法で薬を飲もう

ここまでで5つの薬の飲み方とデパスの舌下法についてご紹介してきました。

医師が推奨する摂取法はきちんとした実証があり、それをあえて別の方法にする必要はありません。デパスは依存しやすい薬とも言われますが、医師の指示に従い、正しい使用法をすることで本来の効果を実感でき、また副作用等のリスクが少なくなるのではないでしょうか。

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