不眠や悪夢、倦怠感は脳の障害?薬に頼らないうつ病治療最前線!

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悪魔

ストレス、人間関係、性格、今までうつ病は「心の風邪」と言われる様に、精神的な病気だと思われていました。しかし最近の最新科学により、どうやらうつ病は脳のメカニズムの障害である、という事が数々の実験により分かってきました。辛い倦怠感や不眠や悪夢を繰り返し見るのは、全て脳の機能障害によって起こるのだとか。今回は薬に頼らないうつ病の最新治療方法を探ってみましょう。

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うつ病と睡眠の関係

月

うつ病と診断される多くの方の特徴として、何日も安眠出来ない不眠症状を訴える場合があります。うつらうつらしても、悪夢に悩まされるという報告も沢山寄せられています。うつ病と睡眠障害は密接な関係があるようです。うつ病になると、なぜ眠れなくなるのでしょうか?

うつ病による睡眠障害には、なかなか寝つけない入眠障害、夜中に起きてしまう中途覚醒、悪夢にうなされて疲れがとれない熟眠障害などがあります。ドイツのフライブルグ大学のリーマン教授の研究によると、不眠症に悩まされる人のおよそ半分が、1~3年以内にうつ病を併発するとの報告があります。

うつ病と悪夢の原因とは

国立精神医療研究センターの三島和夫氏らが、 14人の健康な成人男性に対し、5日間睡眠時間を4時間半と短時間睡眠を強制して、人工的な睡眠不足状態を作り、その前後で脳の働きを比較した所、脳の感情を司る扁桃体という部分に、特に恐怖表情に対する反応が強く出る事がわかりました。睡眠不足はネガティブな感情を強く表すために、悪夢を見やすいという事が実験で証明されたのです。

この事により、うつ病は心の病ではなく、脳の機能障害にあるのではないか?という研究がさかんになり、うつ病治療の常識が変わる原因となったのです。

「うつ病は心の風邪」と言われて大量の投薬治療を受けた方は多いでしょう。しかし現在は脳の機能を改善する、薬を使わない方法が開発されています。

TMS(経頭蓋磁気刺激)治療法

これは磁気によって脳を直接刺激してうつ病を治療する方法です。2008年にアメリカ食品医薬品局によってうつ病治療に使う事が認可されました。頭の前方にある前頭葉の外側に物事の意欲と関係のある場所(DLPFC)があり、その部分に1秒間に10~20回程度の刺激を与えます。1回の治療はおよそ40分程度で、痛みはないそうです。およそ4週間から6週間ほど、週に5日受け続ける必要があります。

DLPFCを直接刺激する事で、脳の深部にある扁桃体の機能を改善させます。扁桃体は不安や苦しみを司る場所なので、この部分を抑制をさせる事でうつ病の倦怠感や自殺願望、悪夢をみる睡眠障害を薬を使わずに治療できると言われています。

DBS(脳深部刺激)治療法

脳深部刺激療法(DBS)は脳に電極を刺して電気刺激を持続的に加える対処療法(根本的に治癒するものではない)です。日大の片山医師が初めてDBSを行ったのは1979年にガン性の難治性疼痛の患者さんに対してでした。近年はパーキンソン病の患者さんの治療に行っています。DBSでは脳のある小さな領域を特定して破壊するよりも、広範囲に影響を及ぼすことが出来ます。この治療法が実はうつ病にも効果がある事がわかり、アメリカでは盛んに研究が行われています。

うつ病のカギを握る新たな場所

25野

エモリー大学のヘレン・メイバーグ教授により、電線の付いた電極を脳深部に埋め込み、体に埋め込んだ電源から刺激を与え続け、電気の刺激で不安や悲しみの感情を抑え込むという脳深部刺激(DBS)治療法は、現在最先端の治療法としてカナダやスペインでも研究が進められていますが、この治療でメイバーグ教授が電気で刺激していた場所は脳の深部で、扁桃体の暴走を強力に抑える部分で25野と呼ばれる場所です。

この25野はDLPFCとも回路が繋がりこの25野に電気刺激を与えると両方の活動が調整できることをメイバーグ教授は突きとめ、治療法に用いているわけです。

25野はうつ病のカギを握る神経回路です。そのため25野を刺激すれば扁桃体やDLPFCにも作用し脳を正常な状態に戻せると考えています。思考や意欲に関わるDLPFC、不安や悲しみが生まれる扁桃体、25野はこの二つの場所に作用し不安や恐怖、意欲低下を改善する効果がある、と考えられているということです。

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リーダーズノート編集部
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まとめ

悪夢や不眠といった睡眠障害の症状からうつ病を併発する人が多い事がわかりました。しかし最新の研究で、うつ病は心の病ではなく、脳機能の障害である事が判明しています。投薬治療ではなく、脳の深部を直接磁気や電極で刺激する事で、うつ病にありがちな不安や恐怖、意欲の減退といった症状も抑えられます。

うつ病は完全に治りにくい、再発しやすい病気だと言われていましたが、この方法がより研究されれば、うつ病が完治する日は近いはずです。うつ病で悪夢に悩まされる日はもうすぐなくなるかもしれません。是非本記事を参考にして、自分の治療方法の参考にして下さい。

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